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水星の魔女「逃げれば一つ、進めば二つ」というセリフに対して思うことを語っていく

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みなさん こんにちは おりばーです

現在、機動戦士ガンダムのTV最新作、「水星の魔女 2ndシーズン」が絶賛放送中です。

僕は「機動戦士ガンダム 水星の魔女」を毎週楽しみに視聴しています。

画像:公式HPより引用

この物語の中に、「逃げれば一つ、進めばふたつ」というセリフが出てくるのですが、個人的に色々と思うところがあり、ま~たモヤモヤしてきてしまいました。

今日の記事はこの「水星の魔女」に出てくる「逃げれば一つ、進めばふたつ」について持論を展開していこうと思います。

※注意

この記事には、少しだけ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のネタバレを含んでおります。

これから見ようと思っている方は、その点ご了承いただければ幸いです。

目次

「水星の魔女」について解説

「水星の魔女」について、知らない方もいると思うので、簡単に解説していこうと思います

水星の魔女は、「機動戦士ガンダム」のシリーズの一つです。

ガンダムTVシリーズ初の、女の子が主人公の物語です。

画像:公式HPより引用

あらすじ

~「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のカンタンなあらすじ~

数多の企業が宇宙へ進出し、巨大な経済圏を構築する時代。

人型機動兵器MS(モビルスーツ)産業最大手「ベネリットグループ」が経営する、

アスティカシア高等専門学園 パイロット科に辺境の惑星 水星から一人の少女が編入してくる。

彼女の名は、スレッタ・マーキュリー

彼女は、母 プロスペラ・マーキュリーの勧めで、モビルスーツ「ガンダム・エアリアル」と共にこの学園に編入してきたのだ。

スレッタは学園での新生活に胸を躍らせていたが、編入初日学園から脱出し地球に逃亡しようとしていた、ベネリットグループの総裁の令嬢、ミオリネ・エンブランと出会う。

ミオリネと関わっていく中で、スレッタは成り行きで学園の生徒同士が大切なものを賭けてMSで戦う、「決闘」をすることに…

やがて、スレッタはガンダムを取り巻く陰謀に巻き込まれていく

登場人物

スレッタ・マーキュリー

画像:公式HPより引用

本作の主人公 17歳 

モビルスーツ ガンダム エアリアル と共に、アスティカシア高等専門学園 パイロット科に編入してきた。

水星育ちで、内向的な性格 素直で良い子だが、コミュニケーション能力がちょっと乏しい。

盲目的に母親 プロスぺラ・マーキュリーの事を言うことを聞き、信じて疑わない

プロスぺラ・マーキュリー

画像:公式HPより引用

水星に本社がある、シン・セー開発公社のCEOをやっている。
スレッタの母親であり、ガンダム・エアリアルの開発責任者

スレッタに学園への編入を勧めた張本人

身体補助のため、ヘッドギアを常に被っている 

ある目的遂行のため、スレッタを言葉巧みに焚きつけ、裏で暗躍する。

「水星の魔女」に出てくる「逃げれば一つ 進めば二つ」という言葉

この「水星の魔女」の物語の中には、「逃げれば一つ 進めばふたつ」という、とても重要ななセリフが出てきます。

引用:「水星の魔女」第三話より引用

これは、主人公スレッタが、母 プロスペラから教えてもらった魔法の言葉です。

お母さんが言ってました 

「逃げたら一つ 進めば二つ」手に入るって…

逃げたら「負けない」が手に入ります

でも、進めば勝てなくても手に入ります

経験値も、プライドも… 信頼だって!

引用:「機動戦士ガンダム 水星の魔女』 スレッタ・マーキュリー

作中、スレッタはピンチや困難に直面した時に、このお母さんから教えてもらった言葉を口にしています。

前に進むために、何度も自分に言い聞かせて自分を奮い立たせ、困難に立ち向かっていきます。

僕は、この言葉を聞いたときに思いました。

おりばー
あぁ 何か素敵ないい言葉だな 自分が怖くて逃げたくなった時に、勇気がもらえるよ

人間、生きていれば色々な困難にぶち当たることがあると思います。

時には、挑戦してもどうなるかわからないし、自分に自信が持てず、なかなか一歩踏み出せなくて逃げ出したくなってしまう…なんていうこともあるでしょう。

「逃げずに進むことの方が、得られるものがたくさんあるから、勇気をもって踏み出せ」という、メッセージが込められているような気がしますよね。

なので、僕も怖くて迷った時は、この言葉を思い出してみることにしようかな~と思っていたんです。

最初は…

「水星の魔女」に出てくる「逃げれば一つ 進めば二つ」という言葉の危険性

でも、この「水星の魔女」…  

物語が進行するにつれ、不穏でおぞましい雰囲気が漂い始めます。

それは、スレッタの母親、プロスペラ・マーキュリーが、自分の復讐という目的遂行のために、スレッタを言葉巧みにそそのかし、自分の操り人形のように扱っているような様相を見せ始めたことです。

スレッタが、妄信的に母親(つまり自分)の言うことをなんでも聞くことを計算に入れて、キツイことや理不尽なことも逃げずに受け入れて実行するように、洗脳して裏から仕向けているように見えてきたんですよね。

なので、このプロスペラ・マーキュリーが娘に教えた「逃げれば一つ、進めば二つ」という言葉…

ホントは逃げなきゃいけない状況なのにも関わらず、娘が逃げずに盲目的に進むように縛る、呪いの言葉のように段々と思えてきたんです。

もちろん、これは物語の中のセリフです。 

あくまでもフィクションであり、物語を盛り上げるための演出だということも分かる。 

ですが、現実世界でも、この手の言葉を巧みに使い、逃げられないように相手を縛ろうとしているシーンを、僕も何度も見かけたことがあり、それを思い出しました。

上司
ここで逃げるのは簡単だよ でも、ここで逃げたら成長しないぞ!

とか…

上司
逃げてばかりいたら、逃げ癖が付いて困難を乗り越えられられないぞ

とか…

まるで「逃げることは悪いこと」「逃げたらおしまいだ」…といわんばかりに、逃げることに対して罪悪感を植え付けて縛ってくるやり方です。

結果、心身に深刻な異常が出ているのにも関わらず、この言葉が呪いとなって逃げられずに、ボロボロになり結局再起不能寸前にまでなってしまった人もいました。  

僕の会社の後輩もその一人です。

そして、その言葉で焚きつけていた、その上司本人…

「逃げるな」と無責任に縛って追い込み、結果その後輩が心身を悪くしてダウンしたとしても、そのことに対してまるで責任すら感じていない様子でした。

上司
あ~あ 倒れるまで頑張らなくたっていいのに…

まるで、勝手にアイツが無理したんでしょ? オレは関係ないし…と言わんばかりの態度でした。

信じられません。

おりばー
アンタ、何言ってんの? 逃げるなって追い込んだの どこの誰だよ…

この「逃げれば一つ 進めば二つ」というこの言葉…

この上司と後輩のように、「逃げるな」という呪いの言葉で相手を縛り、ホントは逃げた方がいいのに、そうせずにボロボロにされてしまう身近な人のケースを、思い出したからなのか…

不穏な空気が漂ってきた、今の「水星の魔女」の状況を鑑みると、人を逃げないように縛って、追い詰めて破壊する呪いの言葉にも思えてならないのです。

おりばー
手放しで「良い言葉」とは、推せなくなってきたな…

「水星の魔女」に出てくる「逃げれば一つ 進めば二つ」という言葉は、使いどころを見極めよう

「逃げれば一つ 進めば二つ」

この言葉自体は、「素晴らしくて勇気を与えてくれるものである」ということには、変わりないと思います。 

僕も、これからも自分を奮い立たせるときに使っていきたい。

でも、そういった言葉を都合のいいように解釈し、悪用して縛ってくる輩も存在します。

おりばー
プロスペラ・マーキュリーみたいにね

これで進んだ結果、ボロボロにされてしまう危険性もはらんでいること 

これは頭の片隅に入れておかないといけない。

なので、僕はこの言葉を使って自分を奮い立たせるときは「使いどころかどうか?」 

状況を冷静に精査していきたいと思ってます。

僕がこの言葉を使うにあたって、2つの前提条件があると僕は思っています。

前提条件

①:自分が挑戦したいと、「心」で思えているか?

②:身体や心を壊さないか?

前提条件①:自分が挑戦したいと、「心」で思えているか?

自分が心ではやりたいと望んていないものを、周りから強要されてしまうことってありますよね

仕事なんて最たる例です。

「ホントは逃げたい」と思っていることでも、やらないといけないことって、時にはあると思いますが… 

この言葉を使って、自分を騙すことはしたくないって思います。

「自分の本心では、やりたいとは思ってるんだけど、踏み出すのが怖い」 

こういう時に、一歩踏み出す勇気をちょっぴり奮いたたせるときに使いたいものです。

②身体や心を壊さないか?

そして、もう一つ

「逃げずに進めば、得られるものがたくさんある」ということは、ある程度理解できますが…

進んでいく中で、心身は壊さないことが大前提です。

余りにも過酷で心身を壊してしまう… 

どんなキレイ事や大義名分を並べようが、そんな状況はあってはならない。

「逃げずに進めば、得られるものがある」と息巻いて頑張ったものの、結果心身を壊しちゃ何にもならんのですよ。

なので、そういった心身を壊しかねない過酷な環境で無理して頑張るために、この言葉を使って自分を騙すのも、僕はなんか違うと思います。

明らかに心身に支障をきたしている(もしくは、これからきたしそうな予兆がある)場合には、そこから逃げるのも立派な戦術です。

「逃げれば一つ 進めば二つ」

とても勇気の出る、いい言葉ですが…

使い方を間違えると非常に危なく、人に呪いをかける…使いどころが難しい言葉だと思います。

この「水星の魔女」の物語の中でも、スレッタをはじめとする登場キャラクターが「進む」「逃げること」を選択しているところが描かれていますが…

「進む」という選択が、必ずしも物事を良い方向に進ませ、いい結果を生み出しているとは限らない事態も多々起こっているんです。

盲目的に「進む」ことだけが良いことと思わず、自分の「心」で考え、今の状況も加味したうえで、この言葉を使っていかないといけないと強く感じました。

まとめ

・「水星の魔女」に出てくる、「逃げれば一つ、進めば二つ」という言葉…

⇒非常に勇気がもらえる言葉だが、使いどころが難しい、人を縛る呪いにもなりかねない

⇒これに似た「逃げることに対して罪悪感を植え付けて縛ってくるやり方」は、現実世界にも存在する

・「進む」という選択が、必ずしも物事を良い方向に進ませ、いい結果を生み出しているとは限らない

・盲目的に「進む」ことだけが良いことと思わず、自分の「心」に従い、今の状況も加味したうえで、この言葉を使おう

今回は、「水星の魔女」に絡んだお話でしたので、視聴していない人には分からない内容だったかもわかりませんね。

ただ、物語の中に、なかなかに考えさせられる言葉が出てきたので、記事にさせて頂きました。

「水星の魔女」…今後、どうなるのかが全く予想ができません

「逃げれば一つ、進めば二つ」という考えと、主人公のスレッタちゃんがどう自分で考え、折り合いをつけていくのか? 

そこが一つの今後の見どころだと思っています。

おりばー
スレッタちゃん、根がすごく素直でいい子なので、呪いに負けず幸せになってほしいです!

「水星の魔女」のご紹介

最後に、「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のご紹介をさせて頂きます。

お話もすごく面白く、ガンダムシリーズを見たことが無い人にも取っつきやすい内容になっていますので、是非ご覧いただけばと思います。

Abemaなら、全話視聴可能です

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DVDもあります。

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それでは、本日はここまで お問い合わせやご意見はこちらまで↓↓

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