みなさん こんにちは おりばーです
先日、池袋暴走事件の加害者である飯塚幸三受刑者が、服役中に死去したというニュースが報じられました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb8edd524a6dc304eedf128069011a33c15bc11b
この事件は当時かなり大きな話題になり、これを契機に「高齢者の運転」について考える機会が増えました。
本記事では、事件を振り返りながら、高齢者の運転免許問題について私見を述べます。
また、事故を未然に防ぐための工夫や解決策も考えていきたいと思います
池袋暴走事件とは?
まず、池袋暴走事件とはどんな事件だったのでしょうか?
池袋暴走事件
2019年4月、東京・池袋で発生した交通事故なのですが、日本中に大きな衝撃を与えました。
旧通産省工業技術院の元院長である飯塚幸三受刑者(当時87歳)が運転する車が、ブレーキとアクセルを踏み間違えて暴走し、交差点に進入
母子2人が命を落とし、他にも複数人が負傷するという痛ましい事故でした。
飯塚受刑者の責任と裁判の結末
事件後、飯塚受刑者は自身の運転ミスを認めず、「ブレーキが利かなくなった、車両の不具合が原因」と主張し続けました。
しかし、裁判では運転ミスが原因と認定され、懲役刑が確定しました。
なお、刑務所に収監された飯塚受刑者は、受刑中の2024年10月26日に老衰のため93歳で死去しました。
高齢者ドライバーの現状とリスク
この事件が注目を浴びた背景には、「高齢者による交通事故」という社会問題があります。
高齢者による交通事故の統計
警察庁のデータによると、高齢ドライバー(65歳以上)が関与する交通事故件数は年々増加しています。
高齢者ドライバー 交通事故の原因
・アクセルとブレーキの踏み間違い
・一時停止無視による事故
・高速道路の逆走
高齢者ドライバーの交通事故の原因は、こういったものが多いのが特徴です。
なぜ高齢者の運転は危険なのか?
それでは、なぜ高齢者の運転は危険になってしまうのか?
それには下記の三つがあるとされています。
①判断力の低下:信号や標識の認識が遅れる
②身体能力の衰え:反応速度が低下し、緊急時の操作が困難
③認知症のリスク:認知機能の低下が運転に影響
年齢による、判断力や身体能力の衰えは、誰もがあがなうことができないので、仕方がないことですが…
車の運転能力にも影響し、最悪事故を引き起こすリスクが潜んでいます
免許返納は本当に必要か?
高齢者の運転によるリスクを減らすため、「免許返納」が広く推奨されています。
しかし…この免許返納に関しては以下のような賛否両論があります。
賛成派の意見
・自分や他者の命を守るための安全策
・公共交通機関やタクシーで十分代替可能
・家族の安心感につながる
反対派の意見
・地方では車が生活の必需品
・自由や自立を奪う恐れがある
・返納後の移動手段の確保が課題
本人や関係のない他者の命を守るためにも、免許を返納するべき…という意見がある一方、お年寄りだって車が無いと困る人もいる…という意見もあるようです。
おりばーの考え:高齢者の運転問題への提案
では、僕自身はどう考えるているかというと…
高齢者の運転によるリスクは、非常に高いと肌で感じています。
僕も、通勤などで良く車の運転をしますが、かなり危ない運転をしている人を見かけます。
そして、そのドライバーの大半は、お年寄りだったりするんです
おりばーが見かけた、危ない高齢者ドライバー
- フラフラと左右に揺れながら、運転している
- 急停止したり、ハザードも出さずにいきなり曲がり出す
- 車幅も考えず、強引に割り込もうとする
ご本人は悪気なく運転をしているのかもしれませんが…
周りからみると、危険極まりないんです
そのため、高齢者の運転には以下のようなアプローチが必要だと考えます。
①免許返納の推進
高齢者には、やはり運転免許返納を推奨したいです
運転に必要な身体能力や判断力が鈍ってしまうのは避けられないですし、こればかりは本人がいくら気を付けて努力をしても、どうこうなるものではないと思うので。
ただし、移動手段がなくなってしまう方も当然いるので、移動手段をサポートする、社会的インフラの整備が重要です。
②高齢者専用の運転免許制度
また、高齢者に向けた特別な運転免許の制度をつくるのも良いかもしれません
・一定の年齢を過ぎたら、運転免許は全員一旦返納
・車の運転が必要な場合であれば、もう一度教習や検査(視力、判断力)を実施
⇒高齢者専用の運転免許を再取得する
・一定の条件下でのみ運転を許可する、限定免許制度を導入する
(例:自動車の機能制限、特定エリア内限定など)。
③テクノロジーの活用
これはまだまだ発展途上かとは思いますが、高齢者向けのAIドライバーや完全自動運転車の普及も大切です
1. 通院サポート車
- 機能: 高齢者が病院やクリニックに通う際の自動運転車。予約時間に合わせて自宅に迎えに来て、診療終了後に再び自宅まで送迎。
- 利点: 公共交通機関が利用しづらい地域や、体力的に負担が大きい高齢者に便利。
2. 買い物アシスタント車
- 機能: 地元のスーパーやショッピングセンターへの往復をサポート。大きな買い物袋を積み込むスペースや、店舗の混雑状況をAIが把握して最適なタイミングで送迎。
- 利点: 車の運転が難しくなった高齢者でも、気軽に買い物が可能。
3. コミュニティシャトル
- 機能: 高齢者が多く住む地域で、小規模な自動運転バスが自宅近くから駅や公共施設、商店街まで送迎。
- 利点: 車を所有していない高齢者も利用可能で、地域コミュニティの活性化に貢献。
4. 緊急対応AI車
- 機能: 健康状態が急変した際に自動的に救急車両の役割を果たす自動運転車。医療機器を搭載し、病院到着前に応急処置が可能。
- 利点: 遠隔地や高齢者が一人暮らしの場合でも迅速に対応可能。
5. 地域内配達車両
- 機能: 高齢者が自分で運転するのではなく、食品や日用品を自宅に配達するAIドライバー付き車両。荷物の積み下ろしまでサポート。
- 利点: 高齢者が家を出る必要がなく、安全に生活物資を確保。
これらのアイデアを実現するには、交通インフラの整備、AI技術の安全性向上、地域ごとの需要に応じたカスタマイズが必要で、まだまだ道半ばというところだと思います。
また、利用料金の補助やデジタル技術への適応支援も重要です。
ですが、こういったAI技術などをうまく機能させ、高齢者が無理に自分で運転をしなくてもよくなる社会が実現できれば…
痛ましい事故は、グッと減らせると思うんですよね。
高齢者ドライバーが、安全に運転を続けるための工夫
免許を返納するかどうかの判断は、本人や家族に委ねられます。
また、
こういう方もいるでしょう
もし、返納せずに運転を続ける場合、以下の工夫が有効です。
技術的なサポート
衝突防止システム搭載車への乗り換え
最近の車には、衝突軽減ブレーキや車線逸脱警報など、高齢者に優しい機能が搭載されています。
ドラレコ(ドライブレコーダー)の活用
万が一の時の証拠として役立つだけでなく、家族が高齢者の運転状況を確認することも可能です。
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医療面でのサポート
定期的な健康診断
視力や反射神経が低下していないか?定期的にチェックをしておくことも大切
認知症テストの受診
判断や記憶力などの脳機能が、認知症によって衰えていないか?早めのチェックをしましょう
地域のサポートを活用する
地域のサポートを活用するのも有効です
定期的な運転練習会への参加
高齢者が定期的に運転練習会に参加することは、安全運転の維持に非常に有益です。
日本各地では、高齢ドライバーを支援するためのさまざまな取り組みが行われています。
高齢ドライバーを支援するための各市町の取り組み 例
1. 京都府京都市の「安全運転継続作戦」
2. 神奈川県大和市の「シルバー・ドライブ・チェック」
3. 福島県鏡石町の安全運転支援装置設置補助
自のプログラムやサポートを提供している場合があります。
お住まいの地域の交通安全協会や市区町村の窓口にお問い合わせいただくと、こういったサポートがあるかもしれないので、チェックしてみてください。
公共交通機関の活用を促進
自分で車を運転しなくても済むよう、移動の際は「電車・バス・タクシー」などの公共交通機関を使うのも有効です。
高齢者向け割引制度
多くの自治体や交通事業者は、高齢者向けの割引制度を提供しています。
東京都では「シルバーパス」という制度があり、70歳以上の都民が都営交通や一部の民間バスを割引料金で利用できます。
このような割引制度は、高齢者の外出機会を増やし、公共交通の利用を促進します。
デマンド型交通サービスの活用
需要応答型の交通サービス(デマンド交通)は、高齢者の移動ニーズに柔軟に対応する仕組みです。
例えば、三重県菰野町では「おでかけこもの」というデマンド型交通サービスを導入し、バス路線の再編と同時に需要の少ない地区をデマンド化している例もあります。
これにより、高齢者が自宅近くから目的地まで直接移動できる利便性が提供されています。
送迎バス、コミュニティバスの活用
企業や病院、学校などが運行する送迎バスの空席を地域住民が利用できるようにする取り組みもあります。
また、市内の循環バスもかなり安く利用することが出来ます
これにより、高齢者が気軽に買い物や通院等の外出ができる交通手段を確保しています。
高齢者ドライバーをサポートする、グッズやサービス
高齢者ドライバーにお役立ちのアイテム、サービスを紹介します。
高齢者ドライバーやその家族の方には、ぜひ以下のリンクから安全運転をサポートする商品をチェックしてみてください。
サプリメント
運転に必要な脳機能の衰えを防ぐため、サプリメントを使うことが
青魚の恵みDHA&EPA
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プラズマローゲン18000+(プラス)
認知機能の一部である、視覚的な記憶力を維持する効果があります
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ドラレコ
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自動車保険
万が一の事故に備え、自動車保険を見直しておくと安心です。高齢者ドライバーにも保証が手厚い保険も多数あるので、こちらの一括見積サービスで比較検討してみてください。
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まとめ
まとめ
・池袋暴走事件の加害者である飯塚幸三受刑者が、服役中に死去したというニュースが報じられた。
⇒高齢者による運転の危険さと交通事故について改めて考えてみたい
・おりばー自身は、高齢者の運転によるリスクは、非常に高いと肌で感じている
⇒高齢者の運転免許の返納+制度の見直し、サポートやサービスの充実と活用が必要
池袋暴走事件で失われた尊い命を無駄にしないためにも、「高齢者の運転」について社会全体で真剣に考えなければなりません。
免許返納は一つの解決策ですが、それだけでは問題を完全には解決できません。
社会全体で高齢者の移動手段や交通安全について考え、AIの発展も注目していきたいところです。
それでは、本日はここまで
お問い合わせやご意見はこちらまで↓↓
参考リンク
池袋暴走事故の詳細はこちら
▼▼
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%A0%E8%A2%8B%E6%9A%B4%E8%B5%B0%E4%BA%8B%E6%95%85_(2019%E5%B9%B4)
https://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_soc_jiko20190419j-03-w680
高齢者ドライバーの安全対策に関するガイド
▼▼
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%A0%E8%A2%8B%E6%9A%B4%E8%B5%B0%E4%BA%8B%E6%95%85_(2019%E5%B9%B4)
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