問題定義と解決策って、必ずしも、セットにできるわけじゃないよね。
みなさん こんにちは おりばーです。
少し前、とある問題で上司と揉めましてそれを思い出してまた非常に悶々としております。
またまた、「おりばーのモヤモヤシリーズ」の始まりですよ!
今日のテーマは、「問題提起と解決策」についてです。
「問題提起するなら、解決策もセットにしろ!」
事の発端は、チーム内のミーティング中に発生しました。
僕は、「チームの仕事の進め方」に対して非常に疑問に思っていることがありました。
ものすごく無駄が多くて、誰が得しているのか? 何のためにやっているのか? ホントによくわからない書類仕事や会議が多くて、大切な仕事に注力できていないんじゃないかと思ったのです。
形骸化しているんなら、やらないことに出来るものがあるんじゃないかと。
詳細は記述できないのですが、僕はミーティング中思い切って上司にこんなことを意見しました。
ホントによくわからない書類仕事や会議が多い気がします。 そういうのは、思い切って、やらないことにはできないのでしょうか? 大幅な時間短縮が見込めると思うのですが…
次の瞬間、上司はいきなり不機嫌になりだし、こんなことを言い始めました。
どうやっていくのがベストなのか、検討していく必要があるかと思います。
…で、上司は終始不機嫌になり、「もう全部自分でやれ!」…みたいな態度になってしまったのです。
僕は、別にこの上司に対し文句を言ったわけではなく、「何かいい方法を見つけてもっとよくしていけないだろうか? 一緒になって解決していけないか?」と前向きに意見したつもりだったのですが…
こんなことを言われ、僕のやる気とモチベーションは、大リーグのピッチャーのなげるフォークボールの如く、ストーンと急降下しました。
「問題提起だけ」って、そんなに悪いこと?
確かに、問題提起だけじゃなく、その解決策まで言えればそれがベストだとは思います。
ですが、現実はそんな単純に解決する問題ばかりではないし、そもそも解決策まで見えているならとっくに実行&改善されていて、問題にすらなっていないと思うのです。
具体的な改善策がみつからず、自分では分からない場合は、問題提起をしていろいろな人から知恵やアイディアをもらって少しずつ解決策を講じていけばいいと思うんですが…
「問題提起だけして、解決策を言わないなんて一切許さん!」なんて言われたら、大概の人は「具体的な案が浮かぶまで、なーんも言えなくなってしまう」ことになりかねません。
それだと、一向に問題が見えてこないし、改善の種が埋もれたままになってしまいます。
現場で働いている人が問題だと思っていることって、実はすごく重要だったり、問題の核心だったり、上の人が気が付いていない盲点だったりします。
でも、知恵や経験が足りず改善策までは明確にわからなかったりするものです。
「解決策が分からない限り、何も言ってはいけない」と制約をかけてしまうと、そういう気づきや改善のヒントも摘み取ってしまう危険があるので、それは非常にもったいないですよね。
とりあえず「問題提起」をしてもらうだけでも、全然いいことだと思うんですが。
一番の問題は、誰も意見が言いにくい「風通しの悪い組織になってしまうこと」
上記の上司のように、「問題提起をするだけじゃなく、解決策を示せ」なんて言われると、「具体的な案が浮かぶまで、誰もなにも言えなくなってしまう」ことになりかねず、意見が言いにくい「風通しの悪い組織」の風土を壌土してしまうことになります。
これが一番の問題です。
問題提起したのにそんなことを言われたら、「問題提起しても、全然聞いてもらえない」「言えば解決策を迫られるから、言わない方がマシ」という思考になってしまうと思います。
現に、僕は「この人には何を意見しても無駄そうだな」と思うようになりましたし、今後「この人のために頑張ろう」などとは一ミリグラムも思うことはないと断言できます。
こういう上司&部下の関係が増えていけば、見事に風通しの悪い組織の出来上がりです。
問題があっても誰も何も言えず、取り返しのつかない事態になりかねませんし、環境より良くしていこうなんていう向上性も見込めないので、衰退の一途をたどる一方です。
解決策がすぐに示せなくても、別に構わないと思います。
意見の一つとしてまずは受け止め、一緒になって考えたり、課題として挙げておいて色々なアイディアを持ち寄って、「時間をかけて共に解決していこう!」という姿勢を見せたり… 上記の上司のようなやり方をしなくても、方法はいくらでもあると思います。
そういう姿勢の上司がいる環境であれば、みんなが活発に意見を言いあえる、健全な組織になっていくと思うんですけどね。
少なくとも、僕が上司の立場なら部下が問題提起をしてくれたら、「解決策を示せ!」などと詰め寄ることはしないと思います。
そんなことをすれば、絶対に部下が意見を言わなくなるからです。
前にもこんな記事を書きましたが、誰も意見がいえないイエスマンばかりの組織は、やがて衰退していきます。
色々な人がいるのだから、それぞれの意見があって然るべきです。
遠慮せずみんなが意見を言い合って、よりビルドアップしていけるような組織でなくてはね。
まとめ
・問題提起だけしたら、「問題提起するなら解決策を示せ!」と、上司に怒られちゃった
・具体的な解決策がわからず、問題提起だけになってしまうことだってある。 問題提起していろいろな人から知恵やアイディアをもらって、解決策を練ったって全然いいはず。
・具体的な対策案が浮かばない限り、問題提起ができない ⇒それすなわち、誰も何も意見が言えない、風通しの悪い風土が壌土されてしまう
活発な意見が言えない組織って、ものすごく問題だと思います。
上司や管理職の言いなりになって、誰も主体的に動こうとしないし、問題があっても情報が報告されず、取り返しがつかなくなる場合だってあります。
上司や管理職は、本来こういう状況を打破して、意見を言いやすい雰囲気を作るのが仕事のはずです。
意見を言いづらい雰囲気にしちゃっている時点で、その人は職務怠慢だということです。
どんなことでも、誰でも問題提起が気軽にでき、発言がしやすい雰囲気の職場が増えてくれることを切に願っています。
それでは、本日はここまで!
コメント
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