教えるのが下手な人から仕事教わるのって、苦労しますよね
こんにちは おりばーです。
仕事などで、人から何かを教わったりしたことって誰でもあると思います。
だだ、この「教えるのが壊滅的に下手くそな人」っていませんか? いますよね?
今日は、この教えるのが下手な人について語っていきたいと思います
「教えるのが下手な人」は、どこの職場にもいる
僕は、つい最近転職しまして、現在新しい環境で働いています。(2022年年末時点)
当然、環境が違えば仕事のやり方や必要な知識も違い、覚えなきゃいけないことがたくさん出てくるので、周囲の色々な人に教わりながら仕事をしております。
僕ももうすぐ40代に差し掛かろうとしていて、それなりの社会人経験を積んでいるので、色々な人に出会ってきました。
なので言えることなのですが、「人に物を教えるのが壊滅的に下手くそな人」って、一定数存在するんですよね。
長年の社会人経験からなのか、仕事の説明の上手い人・下手な人が何となく分かるようになってきたな
下手な人って概要や大まかな流れを説明せず、いきなり細かいところを説明し始め、説明の順序に脈絡がないと、一体自分に何をしてほしいのかが分かりにくいんですよね💧— おりばー@静かに暮らしたい (@oliverqueen8199) December 2, 2021
教わる立場で大変申し訳ないのですが、教わっても全然理解できず、「やったことない仕事だけど、やれそうかな」という気持ちが微塵もわいてこないばかりか、逆に一抹の不安しかないんですよ。
「教えるのが下手な人」の特徴
色々な教えるのが下手な人に出会ってきたので、ここでその特徴を整理してみようと思います。
教えるのが下手な人は、こんな特徴がある
①その仕事の目的を教えない
②全体像(概要)を伝えず、いきなり細部を教えだす。
③あれもこれも教えようとして、話が飛んでよくわからない
④「一度しか教えない」と脅してくる
特徴①:その仕事の目的を教えない
どんな仕事にも、それをやる目的や「どうしてこれが必要なのか?」といった、理由みたいなものが存在するはずです。
教えるのが下手な人は、これを教えずにいきなり細かいやり方を教え始める傾向があります。
「なぜこれをやる必要があるのか?」
「これは何を目的にした仕事なのか?」
これがが分からないと、教わる方も「??? ナニ コノシゴト?」状態になってしまいます。
また、その仕事の目的を明確にしておかないと、教わった側の人がトンチンカンな方向にすすんでしまい、教えた方の意図したものとは、かけ離れたものになってしまう場合もあります。
教える側/教わる側 お互い嫌な思いをしてしまうという、残念な状況にもなりかねません
特徴②:全体像(概要)を伝えず、いきなり細部を教えだす。
また、教えるのが下手な人は、その仕事の全体像(概要)を伝えず、いきなり細かいところを教えだす傾向があります。
もちろん、細かいところまで教えなきゃいけない状況もあるんですけど…
初っ端からそんな細かいところを説明されても、全体像や概要が分からないと、教えてもらっても「点」にしかならず、教わるほうは困惑してしまいます。
例えるなら、
みたいなもんでしょうか?
そもそも、どこに向かってるの? 今どこにいるの? 無事に登頂&下山できるんだよね?(ドキドキ)
まず、仕事を教える側は「その仕事の全体像と、今の立ち位置」はまず示してあげる必要があります。
こういうのを最初に教えておいてもらえると、教わる方も困惑しないし、その仕事の概要や流れが掴みやすくなります。
特徴③:あれもこれも教えようとして、話が飛んでよくわからない
それから、教えるのが下手な人の中には、仕事を教えるときに思いついたものを、そのままなんでも教えようとしてくる人がいます。
何を教えようとしているのか?やポイントが、分かりにくくなってしまうんです。
あっ、ここにBというのがあって、これはCなのですが…
とにかく、話が全然まとまっていなくて、何を覚えなきゃいけないのかが分かりにくく、教わるこちら側は混乱してしまいます。
特に、予備知識が何もない人がこれをやられると、ホント訳わからなくなってしまう。
こちらが「教わる側の都合を聞かず、いきなりやり方を聞きに行ってしまい、準備が不充分で話がまとまっていない」…というのなら、まだ分からなくもないですが…
完全に教える側に主導権があって、教えるタイミングや都合のいい時間帯など、ある程度コントロールできるにもかかわらず、話がまとまっていない場合があるので、ホント困っちゃいます。
特徴④:「一度しか教えない」と脅してくる
教え下手だと思う人にも色々いますが、教える前に脅しをかけてくるタイプがいます。
こういう前置きをして、脅してくるヤツいない?
・一度しか教えない
・2度同じことは聞くな
「一回しか教えないぞ!」と脅しをかけてくる人っていますよね。
僕も、こういうタイプの上司や先輩に仕事を習ったことがありますが、正直、こういうタイプが一番迷惑でやりにくかったですね。
これで、説明が上手で一回聞いただけでわかるような説明をする奴ならいいのですが…
かなりの高確率で、説明も早口で何を言っているかわかりにくかったりするからタチが悪い。
こういう風に脅しをかけられると、教わる方は「聞き漏らしちゃいけない」と気負ってしまって、メモを取るのに必死で、かえって話が理解できなかったりします。
そして、案の定理解できなくてもう一度聞きに行って怒られる…という悪循環にハマります。
結局、こういう「一回しか言わない」って言ってくるのって、性格の悪いパワハラ野郎のお家芸なんです。
・「一度しか言わない」と釘を刺しておいて、過度な緊張状態に陥れて、楽しんでいる
・もし、分からなくてもう一度聞きに行こうものなら、「理解できなかった方」が悪いことにできる
⇒一方的に責め立てられる理由ができ、自分が優位に立てる
本人は「職人気取りで、厳しく教えてる」とか悦に入っているのかもしれませんが、教わる側からしたらかなりのストレスですよ これは。
仕事も覚えられないし、聞きたくても聞けないんですもん。
ですが、「人にちゃんと仕事を教えられない」ってことは、上司・先輩としての技量が低いってこと。
こういう人は、「あいつは、人を育てられない無能」という烙印を、実は周りから陰で押されています。
今や、どの企業も不要な人材をいつまでも雇っていられるほどの余裕はありません。
いざ会社の経営が傾き、人材を整理するときに「人が育てられない」っていうのは、かなり致命的な減点対象になると人事をやっている人から聞いたことがあります。
なので、そういう教え方は自分の首を絞める、あまり賢いとは言えないないやり方なのです。
「教えるのが下手な人」から教わらなきゃいけない時の対策法
色々なタイプの教え下手な人というのがいるわけですが…
仕事というのは、こういう下手くそな人たちからも教わって、こなしていかなきゃいけないのがツライところです。
なので、僕なりに「教えるのが下手な人」から教わらなきゃいけない時の対策法を考えてみました。
対策①:目的や概要はハッキリさせる
上記しましたが、仕事をする上で目的や概要は明確にし、理解をしておく必要があります。
ですが、教えるのが下手な人に限って、こういうことをハッキリ説明せず、端折ってくるものです。
なので、説明が無かったり分からなかったりしたら、こちらからまず確認をするようにしましょう。
概要としては〇〇ということで、理解は間違っていないでしょうか?
あくまでも、恐れながらお伺いするニュアンスを出すのが良いと思います。
教えるのが下手な人も、悪気があって目的や概要を教えないというわけではなく、単に細かいところをいきなり教え初めてしまっているというだけのケースも多いものです。
ごめんごめん そうだったね 目的や概要伝えてなかったね。 この仕事の目的はね…
と、教えてくれることでしょう。
対策②:分かったフリは絶対にしない。
おそらく、教えるのが下手な人から仕事を教わっても、「何が何だか分からなかった」というのが正直なところだと思います。
この時、絶対に「分かりました」といって、分かったフリはしてはいけません。
後述しますが、説明が下手な人って「相手がどう思ったか?」「ちゃんと理解できたか?」なんてところまで、気が回らない人なので。
「これでわかってもらえただろうから、フォローしなくてもいいや」と都合のいいように捉えられ、ホントに放置されてしまいます。
漠然となんとなくは分かったんですが…
自分で整理がまだついていなく、細かいところまではまだわかりませんので、一度整理して、分からないところをもう一度聞きに行っていいですか?
…と、また聞いていいかの約束を取り付けちゃいましょう。
「理解できないバカだと思われたくない」という気持ちは、ハッキリ言って持つ必要はないですし、うまく教えられないのは上司や先輩の落ち度です。
分からないことは遠慮なく分からないと言った方が、長期的に考えても教える側/教えられる側 双方のためにもなります。
相手の為にも、遠慮なく「分からない」と伝えましょう。
対策③:ボイスレコーダー作戦
これは、「一度しか教えない」と脅してくるタイプや、上記の「もう一度聞きにいっていいか?」と聞いて、迷惑そうな顔をしてくる輩だった場合に有効な手段です。
ズバリ、教わるときに録音をしておくことです。
こういうタイプは、かなり早口で雑な教え方をする場合が殆どなので、あとからゆっくりと復習できるように録音しておくと精神上安心です。
こっそりと録音するのは気が引ける…という場合は、事前に許可を取るのもいいと思います。
どうやら一度しか教われないようなので、録音していいですか?
僕も経験ありますが、「一度しか教えないぞ」タイプの人って、このように録音をチラつかせるとギョッとして結構丁寧にゆっくり教えてくれたりします。
それに、何か録音されて困ることでもあるのかな? 顔が真っ青だぞ
相手は、パワハラ気質でこちらが理解できないことを楽しんでいるような輩です。
こちらも手段は選ばずにどんどんやっていきましょう。
ちなみに、こういう場合はボイスレコーダーはペン型のタイプがおススメです。
胸ポケットにサッと忍ばせておけるので、邪魔になりません。
「教えるのが上手な人 下手な人」の違い
教えるのが下手な人の特徴を紹介してきましたが、「中には教えるのが上手な人」もいます。
教えるのが上手な人って、ヘタな人の真逆をやってくれる人です。
教えるのが上手な人は、こんな特徴がある
①その仕事の目的や概要をまず教える
②あれもこれも教えようとせず、段階を踏んで教えてくれる
③相手の理解度や様子を見て、伝え方やペースを調整できる
④「分からなかったら、何度でも聞いてOK」と、こちらが質問することにウェルカムな姿勢
ホントに有難いし、こちらも仕事を覚えようという気持ちになり、理解するのにもそんなに苦労しなかった記憶があります。
そして、こういう「教えるのが上手な人」って、とてもカッコいいです。
「教えるのが上手な人 下手な人」の違いがどこにあるのか?を考えてみると、一言でいえば相手(教わる側)に対する思いやりがあるかないかだと思います。
仕事を教わる側って、分からないことだらけで、聞きながら覚えていかなきゃいけないわけで、実はかなり大変で一番疲れる立場なんじゃないかと思うんです。
教えるのが上手な人は、そこを良くわきまえていて、相手(教わる側)の状況や様子をよく見ながら、
「分からないことはないか?」
「ちゃんと伝えるためにはどうしたらいいか?」
…と、相手(教わる側)の立場や状況を想像したうえで、最善のやり方や伝え方を試行錯誤してくれていた気がします。
「相手に覚えて出来るようになってほしい」という気持ちと、相手への思いやりの心がないと出来ないことです。
僕も、色々な「教えるのが下手くそな人」から仕事を教わったので、教わる側の大変さは人一倍わかるつもりです。
自分が教える立場になった時、教えるのが下手くそな人を反面教師にして、相手(教わる側)のことを思いやって、最善のやり方を試行錯誤しながら教えていこうと思いました。
それが相手(教わる側)の為にもなるし、長い目で見たら自分の為にもなるからです。
そのおかげなのか、「おりばーさんは教えるの上手」と言われることもあり、下の子を指導する役に抜擢されることが多かった気がします。
転職先でも、そのうち自分よりも立場が下の人を教える状況もあるかと思いますが、このことをずっと忘れずにいたいと思っています。
「教える側が下手くそ」過ぎて、僕も悩んでしまったことがありました。
その時に参考にした本をご紹介します。
教わる力 すべての優秀な人に共通する 唯一のスキル 著:牧田幸裕
すべての「学び」の前に鍛えるべきは、「教わる力」である 著:牧田幸裕
いずれも、教わる側のスキルを高めてくれる内容が詳しく紹介されています。
まとめ
・教えるのが壊滅的に下手くそな人がいる
【特徴】
①その仕事の目的を教えない
②全体像(概要)を伝えず、いきなり細部を教えだす。
③あれもこれも教えようとして、話が飛んでよくわからない
④「一度しか教えない」と脅してくる
・教えるのが上手い 下手を分けるのは、相手(教わる側)への思いやりの心
どんな優秀な人も、年を取って次の世代に引き継いでいかないといけない時が必ずやってきます。
その時に、教えるのが下手だとせっかくの技術や知識が伝承されず、自分の代で終えてしまうことになります。
教えるのが上手な人がどんどん増えて、技術や知識が引き継がれていってほしいと思います。
それでは、本日はここまで
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