会社をクビになっても、何とかなると思うようにしている
皆さん こんにちは おりばーです。
時々、僕は「会社をクビになるかも…」って思うときがあります。
何かミスをしたり、上司が思うような働きを出来ていないとき…ついつい頭によぎってしまいますよね。
今日は、会社をクビになることについて書こうと思います。
会社をクビになったことがあるし、雇用が危ぶまれるコトも多々あった
僕は、もうすぐアラフォーのサラリーマンです。
22歳~23歳から働き始めてるから、かれこれ15年以上は社会人として働いていることになりますね。
その間、色々な理由で転職して会社が変わってるんですけれど、そのうちのひとつは会社側からの解雇によるものでした。
30代になろうかというときに、その会社に転職したんですが… せっかく入社したのに、わずか1年足らずでクビになりました。
自分なりに頑張ってたつもりだったんですけどね。
何をやっても当時の上司にパワハラに近いダメ出しと文句を言われ、段々とギクシャクとし始めパフォーマンスも上がらなくなっていきました。
そして、そんな状態が数か月続き、「所属しているポジション自体がなくなってしまうから、あなたの居場所はないよ」と言われ、仕事を続けられなくなってしまいました。
クビを言い渡された当時の僕は、怒りや悔しさを通り越して、なんか空しい気持ちになった記憶があります。
それから、再就職して別の会社で働くことになったんですが、その転職先の会社でも経営が傾いてしまったことがあり、「また職を失うかも‥」という危機に何度かさらされてきました。
そのとき、僕は幸いにも解雇の対象にならなかったのですが、代わりに解雇されていく人をたくさん見てきました。
僕は技術職としてずっと働いてますが、昨今ではどこの製造業も厳しい状況なのでしょう。
なかなか不安定な環境に身をおいて働いているな…と、最近常に感じますね。
そんな状況で生きてきたものだから、何か仕事でミスをしたり、思うような結果が出せなくて上司の機嫌を損ねてしまったりすると、『あぁ、これで僕もいよいよクビかも…』っていうのが、いつもチラついてしまうようになったのです。
ただ、最近では『会社をクビになるかも…』といつも頭をよぎりはするのですが、前ほどはあまり不必要に恐れないようになってきたと思います。
仮に会社をクビになっても、すぐには餓死しないし、住処を追い出される心配はない
これは僕が以前働いていた会社で出会った、めっちゃ仕事できる尊敬していた先輩がいっていたことですが、
会社をクビになったからといって、すぐに住むところがなくなって餓死してしまうなんてこと、まず無いよ
心身が健康ならどうとでもなるから、先の事を心配しすぎず、気楽にやることだね
この先輩、会社を何社か経験されていて、実際失業したこともあったらしいのですが、その経験から、先のことを心配しすぎないでも大丈夫だから気楽にやりなよと、僕に言ったんだとおもいます。
なぜ、クビになる恐怖に怯えてしまうか…
それは、クビになると収入源が途絶え、食べるためのお金がなくて、飢えてしまったり、住むところの家賃やローンが払えなくて、住まいを失ってしまう危険があるからです。
でも…でもですよ?
今のこの日本で、クビになったら即刻路頭に迷って、食うものに困ったり、すぐにすむ場所を追われてホームレスになってしまうことって、現実的に起こり得るんでしょうか?
僅かだけど貯金もあるし、退職金や失業保険だってあるし、最悪バイトや在宅で出来る仕事、メルカリでモノを売って食いつなげばいい。
クビになって即刻路頭に迷うなんてことには、100%ではないにしろ、起こるとは考えにくいんじゃないかと思っています。
なので、クビが頭にちらつくことは今もあるんですが、『まぁ、クビになってもすぐに路頭になんか迷わないし、餓死もしないし、代わりに時間ができて色々できるかも…』ってすぐに打ち消されて、あまり気にならなくなった気がします。
会社をクビになるよりも、もっと悲惨で避けたい事
もちろん、クビになって収入減がなくなってしまうのはかなりの痛手です。
できればならないに越したことはない。
ご家族がいたり、持ち家を所有されている人にとっては、職を失うこと=深刻な問題ですから、『「クビになってもいい」なんて、ふざけたこと言うな!』と言いたくなる気持ちも分かります。
でも、一番避けなくてはいけないのは、クビになるのを恐れて仕事で無理しすぎて心身を壊してしまったり、会社をクビになったら生きていけないと思い込んで、不要なストレスや理不尽を受けることに甘んじてしまうことだと僕は思うんです。
避けたいこと①:仕事で無理しすぎて、心身を壊してしまうこと
クビを恐れるあまり、仕事で自分の限界以上のことをやってしまい、心身を壊してしまうことは避けたいです。
以前ブログでも書いたのですが、僕はメンタルを壊しかけて休職したことがあります。
仕事と家庭それぞれで大変な時期が重なってしまい、身体に異変が出ていたのにもかかわらず、無理をしすぎてしまったんです。
そして、そのまま眠れなくなってしまい、頭痛やめまいがするようになり、まともに働けなくなり数か月の休職する羽目になってしまいました。
そのまま、心療内科に通院することになり、投薬により治療をすることになりましたが…一度メンタルを壊してしまうと、治療にお金と時間がかかってしまうんです。
そして、心を一度壊すと治療をしたとしても完全には元には戻らず、満足に働くことが難しくなる可能性があります
僕も、メンタルダウンしてからなんとか職場に復帰したものの…頭が働かなくてフリーズしている感覚がいつまでも残っていました。
もう満足には働けてなかったですよ。「こんな状態なのに、なんでまだ働いてるんだろう?」って感じでした。
深刻なダメージを負ってしまうと、見かけ上は職場復帰できたとしても、仕事がまともにできなくなってしまう可能性が高いんです。
これでは遅かれ早かれホントにクビになってしまうかもしれないし、転職して職場を変えようにも、そこで仕事をすることも難しくなってしまいます。
避けたいこと②:クビを恐れすぎて、そこを会社につけ込まれる
また、クビになることを極端に恐れると、そこにつけ込まれ会社に足下を見られる可能性があります。
会社側の人間はタカを括って、会社は不要なストレスを与えてくるかもしれないし、到底対応できないような理不尽な要求をしてくるかもしれない。
とにかく、不必要にクビを恐れすぎると、生殺与奪の権をみすみす会社に握らせることになると思うんです。
ここに、二人の従業員がいたとします
この会社、クビになってしまったら、どうやって生きて行ったらいいか…ホント困るんです
な、何とかなりませんか(ブルブル😱)
ウフフ お好きにどうぞ こんなコソい会社で無理に働かなくてもいいしね クビになってもやりようはいくらでもあるし…この会社には、それ相応の対応をするだけさ
会社にとって、どちらの人間が無茶ぶりや理不尽をしやすいでしょうか?
おそらく、前者ですよね?
後者は「クビになってもいくらでもやりようがある」という、切り札を持っていて、底知れない感じやどう出てくるかが分からない怖さがあり、無茶振り理不尽を与えにくく、迂闊には攻められない。
「会社をクビになっても別にいいよ」の精神状態を保つこと=会社に生殺与奪権を与えないということ
見えない抑止力、防御壁になって会社からの理不尽やストレスから自分を守ってくれたり、実際ホントにクビになってしまうのを防ぐことにつながると思ってます。
会社をクビにする会社=「自分にとっても好ましくない会社」
それに、普通に毎日職場に行き、頑張って仕事をしていたのにも関わらず、実際に会社からクビを言い渡されたとします。
普通に仕事しててクビを言い渡されてしまう場合って、
・会社の経営状態が悪い
・会社から求められるパフォーマンスが発揮できていない
このどちらか、もしくは両方だと思います。
これって、自分にとっても好ましくない状態なんです。
会社の経営状態が悪いと給与や待遇面が低下するし、なにより職場の雰囲気が悪化し、人が人を責めたり攻撃するようになったりします。
こういう雰囲気が悪い環境に身を置くと、ストレスもすごく高いし、自分自身の心が段々と荒んでいくんです。
また、「会社が求めるパフォーマンスが発揮できていない」ということに関しても、会社側から、その人が頑張ってもどうにもならないことや、無謀な事まで求められている可能性があります。
そこで、会社から求められている事に対し、無理をして応え続けようとしても、どこかで限界がきて破綻してしまう。
もちろん、仕事を頑張ることはとても大事だし、求められていることに対し応えるということも必要な事ですが…自分の限界以上に頑張る必要はないんです。
自分が普通に頑張って、それでもクビにされてしまうような会社は、「自分にとっては好ましい状態や環境ではない」ということ。
そんなところに無理にしがみつき、長く働き続けるのってトータル的に自分にとって決してプラスにならない。 時間の浪費とすら思います。
会社をクビになっても、心身が健康で、最悪死なければいいんじゃないの
実際に、会社をクビになってしまい、最悪今住んでいるところや、所有しているものを何もかも失ってしまったとします。
でも、最悪の最悪 そうなったとしても「心身が健康で、死ななければいいんじゃないの?」と最近では思います。
『美味しんぼ』という漫画に出てくる、海原雄山というキャラクターの奥さん(つまり主人公のお母さん)が、夫である海原雄山に言ったセリフをご紹介します。
海原雄山は、陶芸家として徐々に世間に認められてきたものの、時に仕事の面で妥協をしたり、気に入らない仕事を引き受けなければならないハメに陥り、そのたびごとに苦しんでいました
そんな時、海原雄山の奥さんはこう言います
「いやなお仕事はやめてください。私たちは、六畳と四畳半のあの貧しい借家から出発したじゃありませんか。またあの借家に戻ればいいことです。何を恐れることがあるのですか?」
引用『美味しんぼ』
そういえば、僕も今の奥さんとお付き合いして半同棲してた頃は、1LDKのボロくて寒いアパート暮らしでした。
二人で暮らすには狭かったし、全然きらびやかでなく貧乏でしたが、あれはあれで幸せでしたからね。
実際にまたクビになって職を失い、今住んでいる家やモノを手放すことになったとしても、最悪この原点に戻ればいい。
もとの貧乏に戻ればよいのだし、貧乏な状態だったとしても、心と体が健康なら工夫次第で幸せは味わえるんです。
なので、「クビを必要以上に恐れる必要はないや」って思って生きていくことにしました。
まとめ
・最近では、会社をクビになってもなんとかなるんじゃないかと思っている
クビになったら即路頭に迷って、食うものに困ったり、すむ場所を追われてホームレスになってしまうことって、現実的に起こり得ない
・クビになることよりももっと恐ろしいこと
①クビになるのを恐れて仕事で無理しすぎて心身を壊してしまう
②会社をクビ=生きていけないと思い込んで、不要なストレスや理不尽を受けることに甘んじてしまう
・会社をクビにする会社=「自分にとっても好ましくない会社」ということ
・会社をクビになっても、貧乏生活に戻るだけ 心身が健康なら工夫次第で幸せは味わえる
会社をクビになることは、確かに痛手ではあります。
実際にクビになってしまい、途方に暮れてしまっている人もいると思います。
でも、だからとて、クビになる前から必要以上に恐れていてはいけない
「会社をクビになっても、ぶっちゃけ大丈夫じゃね?」って常に心の中で思うことにする
そうすることで、実際にクビになることに対する見えない抑止力、防御壁になって会社からの理不尽やストレスから自分を守ってくれたり、実際ホントにクビになってしまうのを防ぐことにつながると思ってます。
それでは、本日はここまで お問い合わせやご意見はこちらまで
↓↓
コメント