完璧主義はやめよう
みなさん こんにちは おりばーです。
以前、僕が務めている会社で、産業医の先生とお話をさせていただいたのですが、そのお話の中で「完璧主義は自分も周りも不幸にする」という内容があったので、今日はその内容を書き綴っていきたいと思います
産業医の先生とのお話
少し前、僕は仕事と家庭が原因で心身共にボロボロになってしまい、機能不全に陥ってしまったことがあります。
(休職などの措置を取らせてもらい、ありがたいことに比較的早く回復することが出来、仕事に復帰できました。)
定期的に体調を確認するため、現在も時々ではありますが、この産業医の先生とお話をする機会があります。
…で、ある日の面談の際、産業医の先生にこんなことを投げかけられました。
どうして体調がおかしくなってしまったのか、心当たりあります? 一体何が原因だったんでしょうね?
うーん… 原因は色々な要因が絡み合っている気がしますが… 仕事ややんなきゃいけないことが多くなっちゃって、それがストレスになって精神的に追い詰められちゃったんですかね 家庭でも子供の世話をしなきゃいけないし、休みの日もアレもこれも終わっていないモノが気になっちゃって、気が休まらなくなっちゃったっていうか…
おりばーさん、もしかしたらあなたは自分が思っている以上に『完璧主義者』なのかもしれません 今お話を聞いているだけでも、『あれもやらなきゃ、これもやれていない』 …と、ちゃんと出来ていないことが許せなくて、そっちにばかり目が向いちゃってますもんね
『完璧主義』っていうほど大げさではないですが…そういう素養はあるかもしれません
ホントはちゃんと仕事やりきりたいのに、時間的な制約や邪魔が入ったりして進まず、でも残業ができないから泣く泣く中断して帰らなきゃならなくなって…
…で、「終わらない、どうしよう』って内心考えちゃうんですよね
でもね、『完璧主義者は自分も他人も不幸にしちゃう』んです
うまくいかないことがあると、自分が完璧にこなせないことが受け入れられずに苦しい思いをして、さらに他人や人のせいにして当たり散らしてしまうんです。
これ、自分も周りも不幸ですよね?
なので、少しずつでいいから『不完璧主義』の考え方を取り入れていきましょう。
斎藤一人さんという方が提唱している考え方なんですが、『うまくいかなくたって、6~7割出来ていればそれでいいや』って考えです。
身に付ければ大分楽になると思いますよ。
この先生、突拍子もない角度からお話をしてくるので、読めずに話していてホントに面白いです。
ちなみに、以前こんな記事を書きましたが、その考え方を伝授していただいた先生でごさいます。
完璧主義者は自分も他人も不幸にする
このことがキッカケで、僕は「不完璧主義」について考えてみることにしました。
まず、なぜ完璧主義者が苦しいのか、ちょっと掘り下げてみようと思います。
何かの本で読みましたが、人間が怒りを感じるキッカケは、下記の三つがあるようです
人間が怒りを感じるキッカケ
・我慢を強いられる
・妨害される
・不愉快な刺激を与えられる(罵詈雑言、音や光)
生きていれば、こういったキッカケは避けては通れないんでしょうが…
完璧主義者は、これらのキッカケにすべてに必要以上の怒りを感じてしまい、ストレスが溜まりまくってしまうのです。
そして、物事が進まないことを自分のせいだと責めてしまったり、他人や環境を責めてしまったり… いずれにせよ、何かに対し罰する方向にしか意識が行かなくなるんですよね。
自分自身のことも好きになれないし、他人も好きになれないし…多分ですけど、責められた他人からも嫌われてしまうのではないかと。
もうね、不幸以外何物でもないですよね。
なので、うまく手抜き力=不完璧主義を身に付けて、これらのきっかけに対し怒りを感じなくなる必要があります
斎藤一人さんのブログに、関連する言葉や動画がありました。
https://saitouhitori.net/wise-remarks7/
カンペキ主義はつかれるな
不カンペキ主義は楽しいな
楽しいからいつもニコニコ
人間は、何ごとも完璧にはできません。
完璧にできるのは、神様だけ。ただ、私たち人間には、
何ごとも不完璧でも、
それにめげず楽しく改良していくことができる。そういう素晴らしい力を、
神様からさずかっているんです。うまくいかないからって、
ガッカリしちゃダメ ですよ。引用 斎藤一人
『完璧主義は疲れる、不完全主義は楽しい』 ホントその通りですよね
完璧にやろうなんて不可能に近いし、そもそも完璧である必要はないのです。
完璧でなくても、その不完璧さを楽しく改善して、良くしていけばそれでいいのかなと思います。
そして、自分にも他人にも優しくしたいものです。
「不完全主義」をマスターするには、時間がかかるし難しい
…とはいうものの
この「不完全主義」をマスターするのって、ものすごく難しいと思います。(斎藤一人さんご自身も、とても時間がかかるとおっしゃってます)
僕も、ガチガチの完璧主義というわけではなく、「6~7割ぐらいできていれば良しとしょう」…と、ある程度は適当に割り切るということを、身に付けて実践していたつもりでしたが…
それでも精神的に処理しきれずに、突き破られて精神的にしんどくなってしまいましたからね。
それに、『完璧にできなくてもしょうがないじゃないか』と割り切ると、今度は仕事が進まなくなるという背反が絶対に生まれてしまい、それでも上司に責められてしまうという事態になりかねません。
なので、『完璧主義と仕事の質と量』との間でトレードオフが生じてしまうんだけど、そん時にはどうすればいいのか?
後日、僕は産業医の先生に聞いてみました。
そしたら、
・周りの仲間を頼ること
・仲間がいなかったら、周りに状況を知らせて喚き散らすこと
ですよ
仕事も育児も、一人でなんでもやろうとしないことですね
はい おっしゃる通りです。
一人でなんでもやろうとしてしまうと、しんどくなってしまうだけなのです。
不完璧主義同士、相手を容認しながら助け合う方が、健全で強い組織になる気がしますし、不完璧主義の集団でも十分回るような組織にしないといけません。
これは我々労働者だけでなく、会社全体でも考え努力してもらう必要がありますね。
誰だって それぞれ 抱えてるもの胸に あって
逃げ出したくなるような事も 時にあって
だから仲間と支えあってくんだ
引用 ウルトラマンジード ED 「キボウノカケラ」
まとめ
・完璧主義者は、自分も他人も不幸にするしんどい生き方
「不完璧主義者」の考え方を身に付け、自分にも他人にも優しく生きよう
・「不完璧主義者」の考え方を完全にマスターするのには、長い時間がかかる。
そんな時は周りの仲間をうまく頼ること
・そもそも、「不完璧主義」の集団でも回るような組織にするべき
今日は、完璧主義について書かせていただきました。
なかなかしんどい生き方なので、即改めるべきかと思いました。
そして、不完璧主義の集団でも十分回るような組織にしないといけません。
これは我々労働者だけでなく、会社全体でも考え努力してもらう必要がありますよね。
もうちょっと、皆が生きやすい環境になってほしいものです。
それでは、本日はここまで
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