グローバル化に伴って、英語学習が望まれていますが…
みなさん こんにちは おりばーです。
突然ですが、皆さん英語って勉強してますか?
僕は最近、TOEICに向けての勉強をシコシコとやっておりますが… ちょっと思うところがあるので、それを書き綴ってみようと思います
TOEICの学習に意味はあるか?
まず、「TOEICの学習に意味はあるのか?」という問題です。
ネットでTOEICのことを調べると、「TOEIC無意味説」が結構ヒットしてきまして、「TOEICなんかやったって無駄だ!」と考える人は結構数存在するみたいですね。
受けたことがある人はわかると思いますが、確かにTOEICって専用のテクニックが幅を利かせてるところもあり、それで高得点が取れたからと言って、決して英語が喋れるわけではないんです。
…ですが、僕の考えとしては、「学習する意味は十分ある」というスタンスです。
TOEICでそれなりの点数を取るためには、必要最低限の単語や英文法を知らないといけませんし、断片的にでも英語が聞き取れる耳も必要です。
なので、英語の基礎力を作るためには、TOEICを媒体にして学習するというのも悪くないと思うんですね。
ある程度の基礎力が付いたら(それなりのスコアが出せるようになったら)、英会話などを学習することで、学習効果も高くなることでしょう。
また、転職を狙っている人は、少なからずTOEICの点数が指標になることもあるので、それを狙う人は学習する意味合いも大きいというものです。
なので、「TOEICを学習する」こと自体は、全然良いことだと思います。
TOEIC学習でモヤモヤしてしまうこと
しかし!
だがしかしですよ
そんなTOEICの学習に関して、ちょっとモヤモヤっとすることがあるんですよね。
モヤモヤ① TOEICの点数を昇格の指標にしていいのか?
まず、モヤモヤする内容の1点目
「TOEICの点数を、昇格の指標にしていいものか」ということです。
僕が務めている会社では、最近評価システムが色々と変わったらしく、昇格できるかどうかに「TOEICのスコアの基準」が設けられています
課長:TOEIC:○○○点以上
係長:TOEIC:△△△点以上
もちろん、昇格する/しないは、このスコアだけで決まるわけではないみたいですが…
人事部にいる知り合いに聞いたのですが、TOEICの点が取れないというだけで、能力が十分にあるのに昇格ができない人がかなりいるみたいですね。
しかも、英語なんかまったく使う業務ではないにも関わらず…です。
「昇格する/しない」は、今従事している業務の遂行能力、ならびに人にうまく指示を出し、仕事を円滑に進められるか?で決めるべきです。
間違ってもTOEICのスコアだけで決めるべきではありません。
よもすれば、「英文法が分かるポンコツ野郎」や「発音がちょっと聞き取れるだけの無能野郎」が権限を持ち、幅を利かせる羽目になってしまうのです。
会社にとっても大打撃ですよね
その仕事に精通して、しっかり人にうまく指示を出し、成果が出せる人ならば、良いじゃん 別に TOEICの点が低くても
なので、TOEICのスコアで「昇格する資質と素養のある人」を足切りしてしまうようなことは、絶対にやめるべきだと思います。
…が、実務能力やマネジメント力が伴わないので、絶対に部長になれないし、なっちゃいけないと思います! むしろ、やる気もないけど!
モヤモヤ② TOEICをやってるからグローバル化に対応できてるだと?
それから、僕の勤めている会社では、
「グローバル化に対応するべく、これからは英語に力を入れます! だから全社員:TOEICスコア○○以上だ!」 と息巻いているのですが…
いやいやいや もうね 安易な考えすぎですよ
グローバル化に対応するのはいいけど…なぜ社員全員が、しかもTOEICを頑張る方向になっちゃうんでしょうか?
会社の中にも色々な業務があり、まったく英語を使わない業務もあるわけで、そういう人たちにまで英語学習を強要し、無駄に社内でテストを受けさせるなんて…
結構無駄じゃないですか? お金も時間も労力も。
(現に、社内テストを無理やり受けさせられた人の中には、テストの終始居眠りをしたり、鉛筆を転がしていた人もいたそうです。)
英語を使わず、特に必要性を感じない人に無理やり英語を学習させても、効果が薄いでしょ
しかも、「TOEICの点数が取れさえすれば英語ができたことになり、グローバル化に対応できていると思い込んでいる」ところが、滑稽でしょうがないんですよね。
英語が実際の業務に必要になる人を選抜し、読み聞きだけじゃなく、書いたり話したりする力をつけてもらうようにしなければ、「グローバル化に対応できている」とはとても言えないのではないでしょうか?
あくまでも英語はコミュニケーションをとるためのツールである
そして、英語学習を語る上で、忘れちゃいけない大事なことがあります。
それは、英語はしょせんコミュニケーションをとるためのツールであり、英語圏の人と意思疎通ができてこそ意味があるのです。
間違っても英文法に詳しくなることや、難しい英単語を覚えることや、断片的に英語を聞き取って、先読みして答えを選択することではありません。
以前、『人生の大問題を図解する!』という本を読んだのですが、そこにとても参考になることが書いてありました。
『人生の大問題を図解する!』
光文社
著者:永田 豊志
この本に書いてあること曰く、
『英語はあくまでコミュニケーションをとるためのツールであり、1500語くらいの英単語を覚えて、文法を単純化して伝えられれば、さほど英語力はいらないのではないか』ということでした。
(この本では、そのことを『グロービッシュ』と紹介していました)
グローバル対応としてTOEICを学習するのはいいけど…
本来の英語学習の意味を見失い、『手段が目的化』しちゃってる場合が多いんですよね。
今一度、なんで英語を勉強する必要があるか?を考えた方がいいと思います。
OutPutを増やす練習をした方がよさそう
まとめ
・TOEIC学習は決して無意味なわけじゃない!だけど…
社内の昇格の絶対基準にしたり、グローバル化対応のためといって、全社的に強制的にやるのは、間違えている!
・英語はあくまで「コミュニケーションをとるためのツール」である!
英語学習(特にTOEIC学習)が「手段の目的化」にならないようにしよう
僕も今、TOEICの学習をしていますが…
あくまで自分の身を守るためであり、自分の活動範囲を限定しないために英語が必要になりそうなので、英語力の基礎を作るためにやっています。
間違えても「会社のグローバル化に対応するため」とか昇格とか、そんなくだらないことのためにやっているわけではありません。
あくまで英語は意思疎通を図るためのツールであり、英語学習が「手段の目的化」にならないようにしたいものです。
それでは、本日はここまで!
商品の紹介
今回の記事ではTOEICの学習に関してでしたが、おススメの書籍をご紹介いたします
↑公式の問題集です
公式問題集は問題の質やリスニングの音声も本番と同じなので、これでしっかり学習をすることがおススメですね
リスニングにおいては、「先読み」というスキルを身に付けることが重要です。
その先読みのトレーニングをするのに、とても重宝した書籍です
リーディングパートのPart5&6の力をつけるために、おすすめの本です
小さい文庫本サイズですので、寝る前や通勤時間など隙間時間で学習するのに絶大な効果を発揮します
シリーズ化されており現在7まで出ています。また、他にもいろんな千本ノックシリーズがあります
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