もはや逃げ場がない
みなさん こんにちは おりばーです。
このブログを見ていただいている方の大半が、何かしらの仕事をされている事と思いますが、今自分が抱えている仕事量は『適切』でしょうか?
多い?
物足りない?
ちょうどいい?
今日は、仕事を嫌いになってしまったきっかけの一つになった、『仕事量の多さ』について書いていきます。
とにかく仕事多すぎた
僕は、輸送機器に備え付ける部品メーカーで働いていまして、所属しているのは製品開発と量産の中間に位置するような職場です。
信じられないようなタスクが降ってきて、とてもやりきれない&手が付けられない業務が常に溢れかえっている状態なんです。
片づけてるそばからどんどん仕事を振られ、ちっとも仕事が進んでいないように感じ、いつも焦燥感と無力感に苛まれる…。そんなストレスフルな状態。
なぜこんな状態になってしまうのか
なぜ仕事が終わらないのか?、何が自分の時間を奪っているのか?
自分なりに分析していくと、以下の要因に行きつきました。
理由②不要な資料作成が多い
理由③残業時間の制限
もちろん自分の進め方、効率という問題もあるかとは思いますが、今回のお話ではいったん言及しません。
理由①不要な会議や打ち合わせが多い
どこの会社でも、会議や打ち合わせはあると思います。
…が、僕が働いていた会社は、これが異常なくらいに多かった気がします。
突然、『会議やるから集まって』と言われ、強制的に長時間拘束されてしまうのです。
おかげで仕事の段取りや計画をしても、すっかりガタガタになっていしまいますし、会議や打ち合わせをする場合、平気で1~2Hの時間が費やされてしまうのです。
(こういうことが、週に数回は発生していました)
また、こちらが会議を開催する立場の場合、さらに大変になります。
会議の執り行う時間+α上記を行うための時間を消費することになり、馬鹿にならない時間の浪費になります。
これが、2~3人規模で行われるならまだ良いですが大概、関係しているメンバーがすべて招集されてしまうケースがほとんどですので、全員分の時間をTotalするとすさまじい時間のロスになります。
いつも感じることですが、関係者だからという理由で、頭数をそろえて会議をする必要性がどこにあるのでしょうか?
情報共有が目的であるならば、だれか一人選抜して参加してもらい後でメールで決まったことやメンバーのTodo事項を展開しておけば十分です。
それに参加者のすべてが、活発な意見を言うわけではなく、あまり発言しないような人も必ず出てきます。
その仕事にあまり精通していないため、詳細が分からない人、呼ばれたから来ただけの人、全く上の空の人、内職しだす人…
そんな人を参加させてる意味はまるでないですよね?
『会議はわいわいみんなでやるもの』…みたいな考えが根底にある上司がたまにいますが、そんな人が上司だとタチが悪いですね。
十中八九、無駄な会議に巻き込まれてしまう可能性が高いです。
理由②不要な資料作成が多い
僕の働いていた会社では、必要性がよくわからない資料作成がやたら多かった気がします。
例えば
書類自体を作成するだけでも当然時間がかかりますし、提出するのに何人もの承認を頂かなくてはならないものがあるので、それも時間かかる要因です。
特に問題だと思ったのが、役員に進捗報告を説明するプレゼン資料でした。
月に一度くらい、業務の進捗をpptにまとめ報告するのですが、あまりわかっていない偉い人でもわかりやすいように、かみ砕いて作る必要があるので、余計に時間がかかります
それに、役員に報告する前に何度も上司打ち合わせして内容確認&修正を繰り返す必要がありました。
『あれも聞かれるかもしれない』
『これも聞かれたらどうしよう』
…と心配事が多すぎてその補足資料も作るように命じられ、出来上がったころには莫大な時間を消費し、他の業務がまったく出来ていなかった…
こんなことが日常茶飯事でした
そしていざ役員に報告しても、ヘルプを促してくれたり、有益な意見を言うわけでもなく
『よくわかんない』
『日程遅れてるぞ』
『大丈夫なの?これ?』
…などしか言わず、やってる本人たちはぐったりしてしまうのです。
話をよく分かっていないおじさんのために、こちらが多大な労力を割かなくてはならず、ストレスまで溜まるなんて…どんな罰ゲームなんですかね。
A4一枚とかに業務の要点をまとめて提出して、
『暇なとき読んどいてください。不明点があれば回答します!』…位にしたほうが、みんながハッピーな気がするのですが、気のせいでしょうか?
理由③残業時間の制限
世の中では『働き方改革』が大々的に公表され、どこの企業もこぞって色々と取り組みをしていますね。
僕が勤めている会社もご多分に漏れず、いろいろ取り組んでいたようですが…
どれも実情を伴わない理想論に過ぎず、下々の者が疲弊をしていました。
具体的な対策として、長時間労働を回避するため『残業時間を上限月〇〇時間まで』…と制約をかけられてしまいました。
…が、この制限値が実施しなければならないタスクの量に対して、あまりにも少ない時間でした。
週二回定時退社日があったので、週のうち3日しか残業ができなかったのですが、残業可能な日に2Hずつ残業すると、それで軽くオーバーしてしまう計算です。
上記した通り、不要な会議、資料作成などで定時時間内は圧迫されているので、残業を駆使して業務対応するしかない状況でした。
とても残業可能な日に2Hずつでは足りません。
そう、『働き方改革』という名目で残業時間を規制するだけでは、まるで効果がないのです。
業務そのものを会社全体で見直し、やらなくていいことは極力やめて時間を捻出して、重要なことに注力していく必要があります。
やることは減らず据え置きで働く時間が短くなっているので、単純に仕事の難易度が上げられただけ。
こうなると、もう持ち帰り残業やタイムカードを押して、そのあとも残ってサビ残をするしか方法がなくなってしまいます。
こういうことをやっている企業は、今働いている労働者やこれから就職しようとしている就活生や転職者に、いわゆる『ブラック企業』『劣悪な労働環境』認定をされてしまい、人が寄り付かなくなります。
これじゃ改善じゃなくてもはや改悪ですよね。
そんなもの、やらんでよし!
以上のような理由で、仕事がいつまでも片付かず常にストレスな状態にさらされていました。
『仕事量が多い』…の根底にあるもの
なぜこんなに仕事量が膨れ上がってしまうのか?
このゆがみの原因、根底にあるものって何なんでしょうか?
思うに、会社の経営者や職制、マネージャーが、他人の労働時間というものにあまりにも無頓着だからでしょう。
心の奥底で、従業員(部下)の労働力や時間、ひいてはその人にも人生があるということをあまりに軽んじているからだと考えます。
『負担が大きかろうがだろうが、時間がなかろうが、仕事なんだからお前らが身を粉にしてやればいいんだ!時間がないんなら、効率化でも何でもして時間作ればいいじゃん!』
…とでも思っているんだと思います。
(現に、これに近いセリフを口走っている職制がいました)
でも、自分たちが率先して効率化、改善をして少しでも働きやすい環境を整える、不要な負担は極力増やさないようにする。
…それって上に立つ者の仕事ではないでしょうか?
これをやってないんだとしたら、一体普段何の仕事をされてるんでしょうかね。
労働者(部下)も一人の人間で、働ける時間には限界があります。無尽蔵に働き続けられるキカイダーじゃないんです。
そして、その人の人生があり家族や友人がいます。
あくまで、労働力を提供しているだけのであって、大切なもの(家族や健康など)を犠牲にしてまで会社に尽くす義理はないはずなのですけど。
会社の経営者や職制、マネージャーはそのことを努々忘れないで頂きたいです。
そして、仕事量がこなせず苦しいと思っている人もいらっしゃると思います。
『自分が仕事できないダメな奴』と安易に自己否定せず、冷静になって状況を客観視する、ニュートラルな心を常に持っておく必要があると思います。
ホントに悪いのは、そういう調整を放棄して下に甘えている会社なのだから。
まとめ
それはやらなくてもいい業務が(会議、資料作成)大量に振ってくる状況だから
仕事量が多いと、自分に向いているはずの仕事もだんだん嫌いになり、自己肯定能力が低下します。
そうすると、疲れやストレスも溜まるので、仕事のパフォーマンスも低下して…という負のスパイラルに陥りかねません。
なんでもほどほどが一番だと思います。
それでは、本日はここまで
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