みなさん こんにちは おりばーです
春になり、新入社員として各部署に新人さんが配属になる頃ですね。
こういう時期に必ず現れるのが、「今年の新人をちょっくらしごいてやるかな!」とやたらと意気込んで厳しくしごいてやろうと躍起になっている輩です。
今日は、こういった「新人にやたら厳しくする人」がいかに問題かということを書き綴っていきます
新人さんにやたら厳しい人
僕が働いている部署にも、毎年新人さんが1人~2人ほど配属されてきます。
こういう時期に、決まってはりきり出す困った男がいます。
仮に彼をFさんとしましょう
彼は、毎年新人さんが配属になると
…などという捨て台詞を放り投げ、新人さんにちょっかいをかけ始めるのです。
例えば
まー色々と細かいことで新人さんに絡みだし、ねちねちと指導してるんですね。
ここで問題なのは、このFさんは別に新人さんの教育係にアサインされているわけでも何でもないこと。
教育係でもないのに、勝手にはりきって色々と細かく指導しているんですよ。
ある年の新人さんは、配属されて2~3か月目にして「もう辞めたい」と上司に相談してきたみたいなのです。 慌てて上司が原因を聞いてみると…
さすがに、この上司からFさんに「行きすぎた指導だったのでは?」という是正が入りました
それ以来Fさんがこの新人さんにちょっかいをかけることは少なくなり、新人さんが辞めてしまうという事態は免れたようです。
ですが、このFさんの行きすぎた余計な指導のせいで、危うく貴重な戦力の新人さんが離職するかもしれなかったのです。
勝手に新人さんににちょっかいをかけて、辞めたくさせるなんて…
このFさん、一体何がしたかったんでしょう?
「新人にやたら厳しい人」を紐解いてみる
上記のFさんに限らず、新人にやたら厳しくする人がいますが、こういう人を紐解いていくと、以下のような性質を持っている人がほとんどです。
「新人さんにやたら厳しい人」の特徴
①自分が新人時代に厳しく指導されて育ってきたから、入ってきた新人も厳しくするべきだと思っている
②職場で暇していて、家に帰ってからすることが何もない
③単なるいじめっ子気質
上記①~③の特徴を1つ、もしくは複数持ち合わせている人がほとんどです
①自分が新人時代に厳しく指導されて育ってきたから、入ってきた新人も厳しくするべきだと思っている
一番多いのはこれですかね。
自分が新人のときに、上司や先輩に厳しく指導されて育てられてきてたから、自分も新人に厳しくしなければ…と思っているんです。
ハッキリ言って、アホの極みですね。
自分がどういう育てられ方をされてきたかは知りませんが、新人の頃に厳しく理不尽に指導されて、「イヤだな」と1ミリも思わなかったんですか? イヤだと思ったことを、なぜ同じように自分より下の人間に繰り返すんですか?
自分がされてイヤだと思ったことは、下の世代の人間にはしないようにして、繰り返さないようにしなければなりません。
それに、昔は終身雇用や年功序列のような考え方があり、耐えていれば報われるような時代でしたし、我慢して働くことが何よりも美徳とされていましたが、今は違います。
耐えてもあまり見返りがないので、無意味で理不尽な厳しさを強要すると、労働者に簡単にソッポむかれて離職されてしまう時代なのです。
「離職者が増えてしまう=会社にとっての致命傷」にもなりかねないので、無意味に厳しい指導はやめた方が良いと思います。
…というか、上記のFさんの場合、別にこの新人さんの指導係でもなんでもないのだから、厳しく指導するような資格は無いと思うのですが。
②職場で暇していて、家に帰ってからすることが何もない
次にこれ
人に厳しくする人を見ていると、実は結構暇なんじゃないかと思うんです。
厳しく指導している人は、どうでもいいことを細かく取り上げて指導し、説教もネチネチと長い傾向があるように感じるのですが…
そのとき、とても大きな時間のロスが生じているんです。 それは指導している人も、されている人にとっても…
それはすなわち、大した仕事をしていなくて暇をしているということです。
ホントに忙しい人は、そんなことで時間をロスしている暇なんかないはずですもん。
そして、家に帰ってもやることがないから、「どうでもいい厳しい指導」を日中して、残業していつまでも会社に残っているのです。
もちろん、時にはちゃんと指導をしなければいけない場合もあると思いますが、単に厳しく指導するのではなく、ちゃんとポイントを絞って、手短に話した方が相手にもちゃんと伝わると思いますし、指導する方もされる方も時間のロスが少なくて済みます。
僕は、仕事をさっさと終わらせて、家に帰ってやりたいことがごまんとあるので、そんな厳しい指導をわざわざして時間をロスるのはまっぴらごめんです。 そんなに暇じゃないので
③単なるいじめっ子気質
新人さんに厳しくする人の中には、わざと厳しくして、相手が狼狽えて委縮している様子を見て楽しんでいる、心が歪んだ人がいます。
ストレスが溜まっているのか何なのか知りませんが、それを新人さんをイジメて憂さ晴らしをしているのです。 要するのにいじめっ子気質なんですね。
かなりの問題行動なのですが、注意しても「これは指導の一環」という大義名分を振りかざし、なかなか止めようとしないのが質が悪いです。
上記しましたが、今の時代は「仕事で意味不明な理不尽に耐える」のは見返りがないので、労働者にすぐに見切りをつけられて離職されてしまうのです。
この「厳しく指導して単に憂さ晴らしをする」なんて、意味不明な理不尽の最たる例だと思います。
この③のタイプで新人に厳しく指導している人はホントしょーもないです。
(①や②のタイプなら、まだ酌量の余地があるような気がしますが)
会社や職場にも有害なので、産業廃棄物として投げ捨ててやりたい。
厳しく指導することに、さして意味はないのでやめるべき
僕は前々から思っていたことがあります。
仕事で「別に厳しく指導する必要はないんじゃないか」ということです
指導というのは、何かを学んだり、習得したりして仕事ができるようになるためにすることですよね? …であるならば、別に厳しかろうがそうじゃなかろうが、必要なことを教えて相手にちゃんと伝わればよいということになります。
僕が尊敬している会社の先輩は、指導をするときに的確に手短に相手に話すようにしていて、相手にもそれがちゃんと伝わっているんですね。厳しく指導する様子も一度も見たことがないです。
それでも指導が相手にちゃんと伝わってそれを学んでくれているので、適切な指導がされていることになります。
厳しく指導されると、確かに気持ちは引き締まるかもしれませんが、萎縮をしてしまったり、怒られないようにすることばかり考えるようになり、トータル的にはあまり得策なやり方ではないんですよね。
何より指導された方は余計なストレスも溜まるし、やる気も無くなってしまいます。
新人さんに早く仕事に慣れてもらって、戦力になってもらいたいなら、厳しく指導するのはもうさっさと止めた方がいいです。
厳しく指導することに、もはやさしたる意味はないのだから
まとめ
・新人さんが配属されると、やたらと厳しく指導したがる輩がいる
・新人に厳しい人を観察すると、大体下記の特徴を併せ持っている
①自分が厳しく育てられてきたから、下も厳しく指導するものと思っている
②単なる暇人
③いじめっ子気質
・指導は必要なことを教えて相手に伝わればいいので、別に厳しくする必要はない。トータルで考えるとあまり得策ではないので、さっさとやめるべき
僕も、新人でまだ仕事に慣れていない頃、やたらと細かくて指導が厳しい人がいました。
ハッキリ言って、僕はこの人のせいで仕事に行きたくなくなってしまったし、自信が持てなくなってしまい、立ち直るのにかなりの時間を要しました。
そして、指導された具体的な内容はほとんど覚えておらず、厳しくされたことの記憶が強すぎ、今でも根に持ってます。 街でバッタリ会ったら、鼻くそでも投げてやろうと思うくらいに。
つまり、厳しくしても指導の効果がなく、悔恨と不信感しか残らなかったということなので、指導の仕方としては失敗だったということです。
厳しくすることにたいして効果がないのであれば、そんなものはさっさと止めましょう。どうせなら、もっと楽に、普通に仕事できた方がいいじゃないですか。
つまらん厳しさなんか要らないので、新人さんにはもっと普通に指導してあげましょう。
それでは本日はここまで
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