言い訳って、そんなにいけないこと?
みなさん こんにちは おりばーです。
みなさんは、仕事をしていて『言い訳』ってしたことはありますか?
例えばミスをしたり、仕事の進捗が遅い時など、上司の方に『なぜミスをした』『なんでまだ出来ていないの?』と、詰問されることがあると思います。
その時、出来なかった理由を説明しなくてはいけませんよね。
『〇〇に関しては、△△が理由でミスをした』
『□□に関しては、◇◇が影響して滞りました』
こんな理由を説明していくと思います。
でも、そのように説明したとしても、
…と一蹴されてしまって、結局怒られてしまうこともあるのではないでしょうか?
でも、僕は言い訳しないことはデメリットだらで、むしろ適度にしていった方がいいと思ってるんです。
その理由を書き綴っていきたいと思います。
言い訳を適度にした方がいいと思う理由
- 『言い訳は、しない方が潔い』
- 『言い訳ばかりしている人は成長しない』
- 『起こりうることはすべて自分のせい 言い訳にせずに自責として考えよう』
巷では、上記のように言い訳を決して許さないような風潮があります。
でも、僕は小さい頃からこういう考えが釈然としなくて、大人になった今でも、なんか納得できないんですよね。
言い訳ってホントにそんな悪いことなんでしょうか?
むしろ言い訳を一切せずに、何でもかんでも自責にしていると、様々なデメリットが発生すると考えてます。
言い訳しないデメリット① 業務改善に繋がらない
言い訳しないデメリットの一番はこれですね。
例えば、仕事上の書類作成でミスをしでかしてしまい、上司や先輩に叱責されてしまう場合があると思います
こんなやり取り、一回くらい見たことあるんじゃないでしょうか?
上記の部下の人の態度は、言い訳を一切していません。
一見潔くて、大人で、高尚なことをしているように見えますが…でも、これだと全く改善の余地がなくなっちゃうんですよ。気を付けて終わりになっちゃうんです。
でも、以下の場合はどうでしょうか
フォーマットの字のフォントが小さく、この部分の解釈で誤解してしまい間違えました。
それと最近疲れもたまっていて、集中力が散漫になってました。
この場合だと、言い訳を並べるだけ並べててちっとも潔くなく感じますが…
でも、今業務の中で発生している問題点や改善ポイントのヒントが見えてきます
- 使っているフォーマットのフォントが小さすぎる
- 解釈を間違えてとらえてしまう恐れがある部分がある
- 疲労が溜まり、業務に支障が出始める前兆がある
言い訳は、一般的にしない方がいいという風潮があります(特に日本人は)
でも、『言い訳することは良くないこと』と言い訳をすべて封殺し、すべて『自分が至らないせいです、以後気を付けます』…なんてやってても結局何も変わらない。
進歩がないんじゃないかと思うんです。
しばらくすればまた元通りになって、また誰かが同じことやらかしますよ。
だったら、思いつく限りの言い訳をして、問題の真の理由や何が弊害になっているのかを明確にし次に活かした方が、よほど建設的だと思うのですが。
言い訳しないデメリット② 精神がすり減る
次に、精神&心の問題です。
言い訳をせずに何でもかんでも自責にしていると、背負わなくてもいい責任や、受けなくてもいいストレスがのしかかり、精神がすり減っていきます。
働いてると、時折明らかに自分のせいではないことでトラブルに見舞われたりします。
例えば悪天候により、デリバリールートが寸断され注文していた物資が届かなくて仕事に遅延が発生したとします。
そんな時、なんでも自責で考える人はこんなことを考え始めます。
…なんて、自分じゃどうしようもないことまで自責として捉えだすんですね。
『先に注文しておけば…』なんてもはや結果論にすぎず、天候の影響なんてどうしようもないことなのにも関わらずです。
自分じゃコントロールできないことや、どうしようもないことにまで気をまわすと過剰なストレスが溜まります。
そうすると徐々に心身に不調が出始め、最悪心を病んで働けなくなってしまう可能性だってあるんです。
そんな状態になるくらいなら、
…くらいに適度に環境や運のなさのせいにして、不要なストレスをアースみたいに逃がしてしまえばいいと思うんです。
自分に起こることすべてを自責で考えるのは一見素晴らしいことに見えますが、自分じゃどうしようもないことにまで気をまわして、不要なストレスを増やすのはやめた方がいいと僕は思いますね。
言い訳しないデメリット③ それを逆手にとられて悪用されることがある
そして、言い訳せずに、何でもかんでも自責にしているとそれを逆手にとって悪用しようとする輩に餌食にされてしまうことがあります。
もうだいぶ昔の話ですが、例を紹介しましょう。
学生の時、学芸会か文化祭か何かでクラスごとに出し物をしようということになっていました。
その時、隣のクラスのリーダーをやっていた子がいました。
仮に『A君』としましょう。
彼は、責任感が強くて真面目な、いわゆる『優等生』でした。
一生懸命みんなを引っ張ってってくれてて、リーダーとしての素質も十分あったと思います。
ただ、ちょっと心配だったのが、端から見ててしょい込みすぎてると思うくらいに責任感が強い子だったんですね。
何かあるごとに
…と、すべてリーダーである自分の責任みたいな感じで振舞っていたんです。
別段、僕は彼とは親しくなかったのですが、
…という感じで、少し気がかりではありました。
そんなある日のこと。
このA君がいないところで彼のクラスメートが話をしていました。
聞こえてきた話から推測するに、どうやら学芸会の出し物の件で、トラブルがあったみたいなんです。
どうせAが放っておいても責任かぶってくれるだろ あいつ、なんも言い訳せずに『自分責任です』とかいつも言ってるからな。 ついでに、別の△△に関してもAの責任ってことでいいんじゃないの?』
なんと、A君は何事も自責で考えて責任感を持って物事に取り組んでいたのに、邪悪な心無い人間にそこを逆手に取られて、スケープゴートにさせられそうになっていたのです。
しかも、別件の濡れ衣まで着せられそうになっていました。
※後から聞いた話ですが、結局悪事はこのクラスメートの仕業だということが発覚し、A君は被害を被らなかったみたいですが…
『なんでも自責に捉える』という本来なら美しく潔い行動が、逆手に取られてしまい悪用されそうになったケースです。
社会に出てからも、こういった場面を何回か目撃したことがあります。(コンプライアンス違反で、投稿してやりましたが)
世の中には、何も知らない無知な者を平然と陥れ、自分の利益や保身のために利用する、『吐き気を催す邪悪』が存在するのも事実です。
言い訳せずに、なんでも過剰に自責に捉える人は、邪悪な者にとっての恰好のスケープゴートになってしまうのです。
ほっといても、言い訳せずに泥を被ってくれるわけですから。
こういう邪悪な人に悪用されないためにも、適度に言い訳して自分の身を守るようにしたいものです。
上記のように、言い訳しないというのは一見潔い、高尚な行為だと思います。
すごく立派。
でも、それ以上に言い訳しないことによるデメリットも、たくさんあるのです。
言い訳を上手にするために参考になる本
言い訳は、仕事を円滑に進め、身を守り、人間関係も良くすることができる、現代人の必須スキルとも言えます
言い訳を上手にするためのスキルを学ぶために、いくつかいい本があるのでご紹介します。
①『頭がいい人、悪い人の<言い訳>術』(著者:樋口 裕一)
本書では、巷にあふれる愚かな<言い訳>の実例をあげ、その傾向と対策を練るという内容になっています。
言い訳ひとつで、ピンチを乗り切る人、墓穴を掘ってしまう人がいるが、その差は何か?
頭の良い人が使う効果的な言い訳の方法を紹介する、タメになるビジネス書です。
頭の良い人の言い訳を学べちゃう一冊です。
②『ピンチを乗り切る言い訳大全』(著者:福井英一)
ピンチや困難な状況に陥ったときに使える、効果的な言い訳の方法を紹介する本です。
本書では、言い訳をすることに対するマイナスイメージを払拭し、言い訳を使ってピンチを乗り切る方法を具体的に解説しています。
著者は、「言い訳をすることは、自己防衛本能から生まれる正当な手段であり、上手に使いこなすことができれば、様々な困難を乗り越えることができる」と語っています。
本書では、ピンチを乗り切るために必要な心構えや、言い訳をするときに注意すべきポイント、相手の心理的な作用についても詳しく解説されています。
また、具体的な言い訳の例を多数掲載しており、実際に使える言い訳のスキルを身につけることができます。
まとめ
⇒適度には言い訳して自分を防衛しよう
以上、言い訳は適度にした方がいいと思う理由を書いてみました。
もちろん、ちゃんと反省すべきところはした方が良いですが…
言い訳は自分の身を守り、健康に楽しく生きるための必要なスキルなんじゃないかと僕は思います。
『すべて自分のせいだ』だけで終わらせず、じゃんじゃん言い訳をしていきましょう!
それでは、本日はここまで
お問い合わせやご意見はこちらまで↓↓
コメント