仕事である以上、納期は守らなくてはいけない…だが、しかし!
みなさん こんにちは おりばーです。
仕事をするうえで、『納期』というものがあります。
『〇月×日までに▲▲のタスクを終わらせること』のように、いつまでに完了させるというのを、上司やお客さんにコミットメントして、かならずその日程を守るように業務を進めて行くわけですが…
最近、僕はこの『納期』を果たしてどんな状況でも守らなくてはいけないものなのか?と、疑問視するようになってきました。
今日は、その理由を書き綴ってみたいと思います。
仕事をするうえで、もちろん納期は守るべき …だが、しかし!
初めに断っておくと、僕は仕事に対しての納期はできる限りは守るべきだと思いますし、間に合うようにある程度の努力はするべきだと考えています。
締め切りがない仕事なんて、やらなくても別にいいのと一緒だと思いますし、約束を守ろうとしない人は誰からも信頼してもらえなくなってしまいますからね。
「納期は死んでも守れ」
僕の働いている会社の上司の世代より上の人たちは、頻繁にこの言葉を若者たちに浴びせかけ、厳しく納期を守らせていました。
(死んだら守れないじゃん!…と揚げ足を取ったら、上司に怒られたことがあります)
ただ、中にはそんな綺麗ごとでは済まない、抜き差しならない状況も存在することを知りました。
また、そもそもなんでこの納期設定なのか? 振られた仕事に対して無条件で『はい、やります』と思わず、疑問に思う癖がつくようになりました。
守れなくても仕方ない状況というのも、当然存在する
仕事をしていると、予定通りにいかないことや突発の出来事などが起こることもあると思います。
ですが、僕の働いている会社はこの突発業務や、そもそも意味自体不明な仕事が、いきなり振られてしまうことが多く、時間がどんどん削られていくような感覚があります。
さらに、そういう状況に対して上の人が配慮(調整など)してくれることがほとんどないような環境だったので、やることが雪だるま式に膨れ上がっていくんですね。
周りの人も、自分のことで手一杯で手伝える余裕もなさそうだし…
そうすると、必然的に選択肢は2つしかなくなります。
かつての僕は①で対応して、何とか納期を守るようにはしていたんです。
『仕事なんだから』と自分に言い聞かせながら。
そうするとアホな上司は
…などという、とんでもない勘違いをし始めるんですね。
そうすると、
⇒また仕事が振ってきてまた①で対応
⇒もっとできると思われ、また仕事が増えて①で対応
⇒まだまだできると思われ…
…という完全な負のループに入り込んでしまい、結局無理が生じて、だんだんと納期が守れないタスクが出てきてしまったんです。
誰でも物事を処理できる限界というものがあります。
仕事を増やし続けられたら、いつかは限界を迎えてやりきれなくなる時が来るのは火を見るより明らかです。
僕は心と身体に大きな負担が掛かり続けてしまい、具合が悪くなってとうとうDown…会社にしばらく行けなくなる、抜き差しならない状況まで追い込まれてしまいました。
そんなことがあったので、僕は頑張っても間に合わないものは、しょうがないと思うようになりました。
ある程度は①で対応するけど(もうほとんどやらなくなりましたが)、無理だと思ったら②ができないか考え始めるようになったんです。
自分の心と身体の方が、納期を守って評価されることなんかよりずっと大事ですから!
そもそも、なんでその納期なのか 意味不明
そして、納期を必ずしも守らなくてもいいんじゃないかと思う次の理由は、『設定された納期の理由が、よくわからない事』が挙げられます
たとえば、上司が
…と仕事を振ってきたとします。
真面目な人は、上司から振られた仕事だからと、無条件で引き受けてしまうのかもしれませんが、引き受ける前に、一度疑ってかかってほしいのです。なぜ、その納期なのかということを。
そして、場合によっては上司に直接問い正した方がいいと思います。
・なぜ明後日の17時までなのか?
こういった質問を上司にすると、実はその納期自体にあまり意味がなくて、『なるはや(なるべく早く)が良いから」くらいの感覚で、納期を大して考えずに仕事を振っている場合があるんですね。
上司や先輩はこちらの状況や負荷を考慮せず、納期だけ伝えとけばやっておいてくれるだろうと、タカを括っている場合が結構多いのです。
なので、理由を聞いてもどうしても他の業務を差し置いてやる必要性が感じられないものは、後まわしにさせてもらえないか交渉しましょう。
どうしても今それをやってほしいなら、別件のこれはダメになるけどいい?と交換条件を突きつけましょう。
振られた仕事をすべてやり切れるなんて不可能ですので、今必要な仕事にフォーカスを当てプライオリティをつけて、後回しにできそうな業務なら、納期なんて遅らせちゃえばいいと思うんです。
『一度決めた納期は絶対厳守だ!』
なんて、吠えまくってる上司を良く見かけますが、納期を守ること自体が目的になってはいけません。
その業務の納期を守ったことで、何がどう影響するのか?重要な業務にまで差支えが出るほどなのかを?考える必要があります。
さして影響のないもの、小さいものはどんどん遅延させましょう。
(そのうち『そんなの、やんなくていいや』に変わるなる場合もありますが、所詮その業務はそんな程度の重要度だったのです。だったら最初からやらなくてもいいですよね。)
『納期!納期!』と他者を責め立てると、自分もやがて責められる時が来る
それから、最後にもう一つ あくまで僕の見解ですが…
人に『納期!納期!』と責め立てて、納期通りに出来ていない人に対して、すさまじい勢いで罵倒してくる輩がいますが、こういう人に限って自分が業務で遅延していることに対しては、ものすごくガバガバだったりします。
いわゆる『人に厳しく、自分には甘い』というやつですが、自分だって守れないことがあるのに、それを棚に上げて人を責めるんですね。
その人にだって何か事情があって、仕事が遅延している可能性だってあるし、そもそもかなり無茶なに日程の業務を、無理やりやらされているだけなのかもしれないのに。
そういう背景や事情などを一切考慮せず『納期は絶対!』という大義名分のもと、正論を振りかざして人を追い詰め続けると、自分が納期で苦しくて、守れなくなったときに人から非難され、誰も助けてくれなくなる危険性があります。
人間、いつ状況が変わるか分かりません。
急に業務負荷が跳ね上がって、首が回らなくなることだってあるかもしれません。
『あいつ、人には納期が守れていないとかいうくせしやがって、そういう自分だって全然できてねーじゃん! なんだよあいつ!自分のこと棚に上げやがって!』
普通の人間なら、心の中でそう思うはずなんです。(僕なら絶対にそう思います。)
そして、そういう人は何か困っていたとしても、絶対助けたくないですよね。それが人の心情というものではないでしょうか?
納期を守ることは大事ですし、『遅れることのはいけないこと』というのは正論で分からなくもないですが…。
あまりそれを振りかざして他者を追い詰めると、自分が困ったときに、巡り巡って自分の首を絞めることになると思うのですが。
なので、あまり厳しくなりすぎない方が、結果的に自分が楽になるのでは無いかと僕は考えてます。
まとめ
厳しすぎる納期に、苦しんでいる人って結構多いのではないでしょうか?
そりゃ、納期は守れた方がいいのですが、守ろうとして息苦しくなって、幸せから遠のいていっている気がするんですよね。
なので、一度考えてみましょう。
自分が大事にしたいものよりも、その業務の納期厳守が大事かどうかを。
それでは、本日はここまで
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