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【徹底考察】精神(メンタル)は、果たして鍛えることは出来るのか?

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頑張れば精神も鍛えられるものなのか?

みなさん こんにちは おりばーです。

突然ですが、みなさんは精神(メンタル)って強いですか? 強くなりたいって思ったことはありませんか?

僕は、メンタルの強さに関しては、あまり自信がありません。 

なので、『精神(メンタル)って鍛えることができるんだろうか?』ということを、時々考えたりします。

今日の記事のテーマは「精神(メンタル)を鍛える」という内容を書いていきたいと思います。

目次

精神(メンタル)を鍛えることは可能なのか?

僕には、過去に仕事と家庭の両方で追い詰められてしまい、それで精神(メンタル)を病んでしまい、しばらくの間休職に追いやられてしまった経験があります。

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ストレスが原因で、メンタルがやられかけたことは過去何回もありましたが…

その時はだいぶ重症だったようで、治療のため数週間の休職まで余儀なくされてしまったのです。

治療のために、かなりの期間の通院と、薬物投与を余儀なくされ、かなりの時間とお金を失うことになりました。

幸いにも、今はもう通院や投薬はほとんどしていません。 

精神(メンタル)を壊す前と同じくらいのコンディションまで、ようやく戻ってきたかなという感覚があります。

ただ、悪い条件がそろえばまた精神(メンタル)を壊し、休職しまうだろうなという、不安がいつも心の中に渦巻いていて、正直怖いです。

今の僕の精神(メンタル)は、ちょっとしたストレスに晒されただけでも、すぐに心身に異変が出てしまう、紙細工並みの防御力しかない。

こんなへなちょこ精神力のままでは、とてもじゃないけどこれから先生きていくのは難しいんじゃないかと思いました。

なので、僕は「精神(メンタル)って、鍛えることはできないのかな?」と思いはじめたんです。

そこで、色々な書物や、ネットのコラムなどを読み合わさり、精神(メンタル)を鍛える方法はないものか?手探りで探し続けてみました。

…で、一つの結論に達しました。

「精神(メンタル)は、鍛えられない」ということです。

元自衛隊でエリートコースを歩んでいたけど、メンタルダウンしてしまい、退職を余儀なくされた経験がある、「わびさん」という方がいます。

「わびさん」の著書『メンタルダウンで地獄を見た元エリート幹部自衛官が語る この世を生き抜く最強の技術 』を読んでみたのですが、わびさん自身も本の中でこんなニュアンスのことをおっしゃっています。

自衛隊はどんな 人でもある程度の厳しい訓練を潜り抜けているので、普通の人と比べるとメンタル強めと言われています。 これは持論ですが、メンタルは鍛えられません。 強くなりません。 私も厳しい訓練を耐え抜いたり、 過酷な環境で仕事をしてきましたが、ひとりの上司のパワハラでポッキリ折れてしまいました。

わびさん著. 『メンタルダウンで地獄を見た元エリート幹部自衛官が語る この世を生き抜く最強の技術 』. ダイヤモンド社 一部抜粋

メンタルダウンで地獄を見た元エリート幹部自衛官が語る この世を生き抜く最強の技術
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自衛隊のような、過酷な環境で日々厳しい訓練をこなしている方でも、たった一人のパワハラ上司によって、精神(メンタル)をやられてメンタルダウンに追い込まれてしまうことだってある。

わびさんだけでなく、色々なメンタルダウン経験者の方も同じようなことを言っていますし、僕がお世話になった心療内科の先生にも言われました。

心療内科の先生
精神(こころ)は、筋力と違って、トレーニングしても強くなるもんじゃないよ
…と

僕は、わびさんの本や、こういった方々の経験や話を聞くにつれ、「強い精神(メンタル)とは、鍛えて強靭にして作り上げるものではないのではないか?」と思い始めました。

おりばー
なんか、精神(メンタル)が強いの定義を、今一度考え直した方がいいかもしれないな

精神(メンタル)が強い⇒定義を考え直してみた

わびさんは、著書の中で精神(メンタル)が強い方についても触れていました。

そんななかでも、超メンタルが強いと言われる方々ともお会いしてきました。その方々を見ていて思うのは、メンタル自体が「強い」わけではないということです。

メンタルの強弱の根っ子には、「心の持ちよう」があると思っています。 私が自衛隊で見てきた「メンタルが強い」と言われる人たちには、3つの共通点がありました。

それは、

① 仕事に依存しすぎていない

②コントロールできないことに執着しない

③信じるものがある

の3つ です。

メンタルは鍛えるのではなく、心の持ちよう。 そして、重要なのは「仕事に依存しすぎてい ない」「コントロールできないことに執着しない」「 信じるものがある」ことです。

わびさん著. 『メンタルダウンで地獄を見た元エリート幹部自衛官が語る この世を生き抜く最強の技術 』. ダイヤモンド社 一部抜粋

そう、精神(メンタル)は鍛えて強くするものではないのです。

思えば、僕は今まで強い精神(メンタル)に対して、誤ったイメージを持っていたと思います。 

僕が思い描いていた精神(メンタルの強さ)とは

心を硬く、強靭なものにして真正面からストレスやイヤなことに立ち向かい、剛性や耐久力、強度で耐えしのぎ、こらえるイメージです。 

おりばー
仁王立ちして、すべてを耐えしのぐイメージを持っていました

ただ、これだとかなりの強度を保ち続けないといけません。

そして、その強度以上の衝撃が与えられれば、簡単に破損してしまいますし、断続的に受け続ければいつかヒビが入り、バキッと折れてしまう危険性をはらんでいます。

こういった、強い精神(メンタル)に対して、誤ったイメージを持っていたから、無理をして耐えようとして心が辛くなってしまい、そのうち耐えきれなくなって精神(メンタル)を病んでしまったのかなと思いました。

なので、精神(メンタル)が強いとはどういうことか? 持っているイメージを覆す必要があると考えました。

ここで、参考になったイメージを紹介します。

『寄生獣』という漫画に出てくる『後藤』という最強の寄生生物が、人間に銃弾を撃たれまくるシーンがあります。

後藤は強い寄生生物なので、皮膚を硬質化させて銃弾を防ぐことも簡単にできるのですが、彼はあえて真正面から弾丸を受けることはせず、斜めに受けて、受け流していたのです。

いくら自分が強くて弾丸を防げるといっても、真正面から食らい続けると危ないと思ったからでしょう。

引用:引用:『寄生獣 第9巻』

ストレスや攻撃を真正面から受けず、受け流したり柔軟にいなしたりする方法で対処する。  

これが『精神(メンタル)が強い』というイメージに近いんじゃないかと考え始めました。

精神(メンタル)が強い=柔軟な心の在り方や、ストレスへの対処法を知っている事

ヘタに精神(メンタル)を鍛えまくって、強靭な強度を持つことに躍起になることよりも、柔軟な心の在り方や、ストレスへの対処法をたくさん知っておくことが、僕は大切なんじゃないかと思っています。

色々と試行錯誤した結果、下記の気の持ちようや対処法が効果があったと実感しているので、ご紹介します

りばー流 強い精神(メンタル)を保つための考え方と対策

 ①良質な「睡眠」を十分にとることを厳守する

 ②コントロールできないものに執着しない

 ③他人軸ではなく、自分軸で生きる

 ④人の意見は、分解して使えるところだけ取り入れる

①良質な「睡眠」を十分にとることを厳守する

まず、強い精神(メンタル)を保つためには、「睡眠」は欠かせません。

良質な睡眠を十分に取ることは、すべてに優先する重要事項です。

睡眠は、免疫機能を正常に働かせ身体を休め修復する機能の他に、ストレス自体を軽減する効果があります。 寝ることが最大のストレス解消なわけですね。

全ての生活を睡眠を中心に考え、一定時間以上寝る時間をキープすることを考えましょう。

おりばー
逆に、満足に眠れなくなってきているなら、危険信号!

あっという間にメンタルダウンしてしまいますよ! 満足な睡眠をとることを、まずは第一優先で考えて!

ちゃんと寝れていれば、メンタルは何とか持ち直せます。 睡眠を取ることを最優先事項にし、ベースにしましょう。 

②コントロールできないものに執着しない

また、自分がコントロールできないことに執着して、ストレスを溜めるのも良くないですね。

世の中には自分ではコントロールできないものがたくさんあります。

世界情勢や環境、勤めている会社の状況、仕事量、他人の気持ち…

ところが、こういう「自分ではどうしようもないこと」にまで気を揉み、思い通りにならないことに対し思案を巡らせたり、必要以上の責任を感じてしまう人っていると思います。

責任感の強い人
会社がこんな状況になのに、自分には何も出来ていない…
共感力が強い人
あの人がなんだか不機嫌… 自分の〇〇が原因ではないかしら?

「色々なことに気をくばり、責任を感じる」というのは、とても立派で素晴らしいことですが… 必要以上にやってしまうと精神(メンタル)をゴリゴリ削る行為だからやめましょう。

精神(メンタル)がダウンし、働けなくなってしまえば、それこそ自分の責任を果たすどころの話ではなくなってしまいます。

自分がコントロールできる部分は誠意をもって一生懸命やり、コントロールできないものは執着せずに放っておく位の、不真面目さがあってちょうどいいと思うのです。

おりばー
「わびさん」の書籍でも、メンタルが強い人の条件に、「コントロールできないものには執着しない」ということが挙げられています。

それだけ、精神(メンタル)を保つのに大切な考え方なんですよね

③他人軸ではなく、自分軸で生きる

また、ストレスを溜めてしまう人の特徴として、「他人軸」に踊らされて生きているということが挙げられます。

他人軸とは、自分の中の「判断基準」や「価値基準」「行動」が、他人の基準になってしまっていることです。

人軸に踊らされていませんか?

 ・こんなことしたら、他人にどう思われるかな?

 ・失敗して、評価が下がってしまうのではないか?

 ・こんなことを言えば、残念な人と思われてしまうのが怖い

 ・周りの人が、価値観を押し付けてくる。

  ⇒心から賛同できないけど、角が立つからつい迎合してしまう

気持ちは分かります。すっごい分かります。 

まったく他人を気にしないというのは、確かに難しいかもしれません。

ですが、ホントは自分の心ではそう思っていないのに、他人軸に踊らされて生きている人も多く、ものすごいストレスが溜まって心を病んでしまうケースも少なくないんだとか。 

そして、無理して他人軸に沿って行動し、頑張りつづけていたとしても、他人が期待するような行動が出来なかったり、期待に応えられなかったりするときもあります。

他人の期待に応え続けると、人は「やってくれて当たり前」「できて当然」という気持ちが芽生えてくるもの。 

そして、いざ出来なかったりすると失望し、非難をこちらに向けてくるものです。

かつて、僕にも「人に評価をしてもらいたい」、「期待されているんだから頑張らなくては!」と、無理をして仕事をやっていた時期がありました。 

辛いことがあって相談しても、「みんな辛いけど頑張ってるんだから! 管理職を目指している人間の発言とは思えないぞ!」と煙に巻かれて否定されたりもしました。

まさしく他人軸で生きていたわけです。

そして、無理が来てメンタルダウンしてしまい、しばらく働けなくなってしまったわけですが…

上司
これくらい、やってくれると思ったのに… 残念だよ
同僚
いままでは、普通にやってくれたのに… 何なんだよ!

メンタルダウンして、満足に働けなくなってしまった途端、周りの人間からこのような心無い言葉を浴びせられました。 

結局、他人軸で生きて自分が無理して頑張り続けたところで、他人にとってはそれをやるのがいつしか当たり前になってしまう。

そして、出来なくなった瞬間、手の平返しでできないことを責め立て、辛辣なことを浴びせてくるんだということを身をもって感じました。

おりばー
他人軸で生きるのが、心底バカ臭いと思った瞬間でした

無理して他人軸で頑張っても、自分が消耗するだけです。

他人軸なんて、ホントにいい加減で身勝手、無責任な価値観そのものです。

自分の心を無視してまで他人軸に合わせることないし、自分の限界以上のことをやって心身を壊してまで認められる必要もないでしょう。 

そんなことをやっていても、いつかは破綻する時がやってきて、継続ができないからです。  

おりばー
無理しなきゃ継続できないようなことは、やっていても意味がないし、止めた方が良いね!

「自分はどう思うのか?」 

「ホントはどうありたいのか?」 

「無理して万人に好かれようとしていないか?」

自分軸で生きられるように、少しずつ考え方をシフトしていきましょう。

④人の意見は、分解して使えるところだけ取り入れる

また、人に意見を言われるときがあると思いますが、それをすべて真に受けていないでしょうか? 

世の中には、ただ「言いたい放題言いたいだけ」の、心無い輩も結構いるものです。

素直で真面目な人は、「自分の為を思って言ってくれている」と、無意識に性善説で考える節があるので、言われたことを100%真に受けて、苦しい思いをしてしまう場合があります。

素直で真面目な人
あの人に〇〇と言われた… そうだよな うん そうだよな

(自分のためを思って、言ってくれてるし…)

ですが、「お前のためを思って」という善意に包んだ、攻撃・うさばらし・いじめというのも、悲しいかな存在するんです。 

なので、他人の意見は100%真に受けず、意識的にバラバラにして取捨選択するイメージを持つことが大切です。

言われたこと全部は受け取らなくていいし、「持っておく/捨てる」を部分的に選択する権利が誰にでもあることを忘れずにいましょう

例えるなら、大マグロ一本を丸々渡されても、無理に全部食べずに解体して一番おいしい大トロの部分だけ取っていってしまえばいいのです。 何なら、食いたくなければ全部受け取り拒否OK!

僕は、他人に言われて、それが一見正しい意見だったとしても、「生産的な事 or 元気が出てくること」以外はすべて受け取らないことにしました。

言われたことをバラバラに因数分解して、自分「これは必要な意見だな」「その通りだな」と素直に思えたところは取り入れますが、それ以外の不要なものは、意識的にポイしています。

おりばー
鯨のように、捨てるところがなにもない意見なんて、そうそうあるもんじゃないと思いますよ

上記のように、精神(メンタル)が強い状態とは

精神(メンタル)が強い状態

NG:強靭で硬い状態に鍛えに鍛えて、ストレスを正面から受けて耐えしのぐ

OK:心の持ちよう、あり方を身に付ける、柔軟にストレスを捌き受け流す技術を知る

柔らかく、しなやかでいること

これが「強く、負けない精神(メンタル)」の定義だと思うのです。

引用『ジョジョの奇妙な冒険』

僕と同じように、自分の精神(メンタル)が弱いと思って、悩んでいる人は、

『柔らかい』ということは、『ダイヤモンド』よりも壊れない

この考えを忘れずにいてほしいと思います。

まとめ

・精神(メンタル)は鍛えられるのか? ⇒ 答えはNo

・ストレスや攻撃を真正面から受けず、受け流したり柔軟にいなしたりする方法で対処する。⇒これが本当に『精神(メンタル)が強い』ということ

本日は、精神(メンタル)を鍛えるということについて意見を述べさせていただきました。

ストレスや攻撃を真正面から受けず、受け流したり柔軟にいなしたりする方法で対処する。

これを心がけるだけでも、だいぶマシになった気がします。(※)

まだまだ色々な受け流し方や考え方があると思うので、勉強して取り入れていきたいと思っています。

そして、元気にラクな気持ちで生きていけるようになれればと思います。

もちろん、心の持ちようで捌けることにも限界があると思うので、なんでもかんでもそれでオールマイティにしのげるわけじゃない。 

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劣悪すぎる環境や人間関係というのも存在します 

ホントに危険だと思ったら、迷わず物理的に距離を取ったりすることも大事です。

それでは、本日はここまで

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