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効率低下は、『働きたいオジサン』のせい

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仕事が進まないのって、『働きたいオジサン』のせいなのでは?

みなさん こんにちは おりばーです。

以前、僕は仕事がやりきれなくて日々困っているという記事を書きました。
リンクはこちら↓↓

https://oliverssite.com/work/everyday-checkmate/?p=23

先日、「まるわかり働き方改革」という本を読んでいたら、そこには「必要のない残業の減らし方」というコラムが載っていて、従業員の生産性を著しく低下させる「働きたいオジサン」にこそ原因があると書いてありました。

激しく同意できる内容で、思わず「そうそうそうそうそうそう その通り!」

…と声を上げてしまいました。

今日はその「働きたいオジサン」について書いていきたいと思います。

目次

「働きたいオジサン」って?

少し前、「働かないオジサン」という言葉が話題になりました。

対して仕事もしないし、大それた野望もなく、会社にしがみついてお給料をもらおうとする中高年を指した言葉です。

ですが、この「働かないオジサン」は確かに企業にとってはお荷物なのですが、他者に対し悪影響を及ぼすわけではないので、さして問題ではないそうです。

むしろ、すでに企業の需要ラインから外れているのに、会社の中で存在感を示そうとする「働きたいオジサン」の方が、今問題になっているそうです。

さして必要のない業務を、わざわざ生産し「残業してでもやれ」と命じるものだから、余計な残業を増やし周りの若者たちを疲弊させる要因になっているそうなんですね。

そして、本人はそれで仕事をした気持ちになっているから質が悪い。

働き方改革が叫ばれている今の世の中、この「働きたいオジサン」の存在は極めてやっかいで、生産性向上の最大の弊害なのかもしれません。

僕はこれまで何人かの上司の下で仕事をしたことがありますが、こういう「働きたいオジサン」に該当する人の下に就くと、マジで大変です。 ホントに仕事進まなくなるから。

働きたいオジサンの5つの特徴

では、「働きたいオジサン」の特徴として、どういうものがあるのでしょうか?
読んだ本によると、下記の特徴が挙げられるそうです。

①報・連・相(ホウ・レン・ソウ)をやたらと求める

まずはこれですね。 何かにつけて部下に『報・連・相(ホウ・レン・ソウ)』を求め、すべて知っていないと気が済まないんです。

こういうタイプは「報・連・相(ホウ・レン・ソウ)」の際にやたらと詳細な情報を知りたがるので、必要になってくるデータや情報がネズミ算的に増えていくんですね。

こちらとしては、状況だけ知らせたいだけなのに、一度話しかけたら最後、「〇〇はどうなっている?」と細かいことまで聞かれ、それに対しても答えられるようにしなくてはいけないのです。

そうすると気軽な連絡や相談がしにくくなり、スピード感が損なわれるというデメリットあります。

確かにわからなくもないですが、過度にホウレンソウを求められると部下も準備が大変になってしまい、余計な時間を食うことになります。

部下も色々大変なんですから、どうしても「知りたい、把握しておきたい情報」があるなら、自分でも調べたり、把握しておく姿勢は大切にしてほしいものです。

「ホウレンソウ、ホウレンソウ」とうるさい、ポパイ野郎は黙ってろ!

…と言いたい。

②何かにつけて「会議」を開催したがる

次にこれ 何かにつけて会議したがるんですよね。

情報共有のためか何か知りませんが、ちょっと人に聞けばわかる内容のものをわざわざメンバーを集め、『会議』という形で実施したがるんです。

「フェイス トゥ フェイス じゃないと伝わらないし、仕事は進まない!」という持論があるんでしょう。

ですが、会議をするとなった場合、会議を実施する時間に加え場所の確保や、会議招集、必要な書類の準備、議事録の作成など、他にもやることが増えていくんですね。

細々としたこういう時間をかき集めたら、結構な時間のロスになるんです。

そして、こういうことを働きたいオジサンは絶対に自分ではやりません。
必ず部下にこういう面倒くさいことはやらせ、自分は喋りたいことだけ喋って帰っていきます。

会議をやるなとはもちろん言いませんが、部下にかかる負担と失われる時間に見合う、開催に値する価値がその会議にあるかどうか? 吟味はちゃんとしていただきたいものです。

③ブレストという名の世間話に部下を付き合わせる

②の「何かにつけて「会議」を開催したがる」の派生ですが、業務上のあることに対し、「ブレインストーミング(通称ブレスト)」という体で議論をしたがるんですよね

ブレインストーミングとは

集団でアイデアを出し合うことによって相互交錯の連鎖反応や発想の誘発を期待する技法である。
人数に制限はない。5 – 7名、場合によっては10名程度が好ましいというやり方もある。HAZOPのように3人ごとの班構成にして、それぞれの班での成果を持ち寄るという方法もある。
議題は予め周知しておく方法と、先入観を与えないようにその場で資料を配布する方法もある。
ブレインストーミングの過程では、次の4原則(ルール)を守ることとされている。
1.判断・結論を出さない(結論厳禁)
2.粗野な考えを歓迎する(自由奔放)
3.量を重視する(質より量)
4.アイディアを結合し発展させる(結合改善)
引用 Wikipedia

要は、アイディア出しのために関係者が集まって、ワイワイ意見を言い合う場だと認識していただいていいかと思います。

働きたいオジサンは、得てしてこういうのを開催するのが大好きなのですが、色々と問題点も多いのです。

例えば、話し合う議題が曖昧で、答えがあって無きに等しい禅問答のような命題ばかりだったり、ダラダラと議論を長引かせて、若者に自分の存在感を示したいだけだったり…

挙句の果てに、話がどんどん脱線していき、最後はただの世間話をしているだけになってしまうことも。僕のかつての上司もそんな感じでした。

自分の若い時の話とか、定年まであと〇〇年とか…  最近の若い奴は…とか

もはやただの老害ですね 居酒屋で好きなだけやっててください それも一人で

一生懸命に働いている若い人まで巻き込まないでいただきたいです。

④「コンプライアンス」のためなら管理業務がいくら増えても平気

昨今、コンプライアンス(法令遵守)に対して、どこの企業も厳しく問われることが増えていると思います。

働きたいオジサンは、このコンプライアンスを守ることに血眼になり、やたらと管理をしっかりやりたがります

当然、コンプライアンスは守らなくてはいけないことなんですが…

上記の会議の準備同様、自分ではこういうことはあまりやらず部下に丸投げだったりします。

その分の管理業務が増えて、部下にそのしわ寄せがくるんですね。

僕の場合、コンプライアンスを守るために、色々な書類作成や対策に追われ、コンプライアンスは守ったけど、そのおかげで肝心の業務が進んでません!ということもザラにありました。

コンプライアンスを守ることも大事なので、そこに注力すること自体は決して間違いとはいえないので、なかなか難しいところですが…

通常業務と管理業務、両方同時にはできないし、やれる量にも限りがありますからね!

⑤部下が作る資料は、「カラフル」かつ「詳細」でないと許さない

最後にコレ 部下が作る資料にもあれこれ文句を言ってくるんですよ。

ここの色はこうしてほしいとか、もっとカラフルにしてほしいとか… ホントどうでもいいです。

さらに、こういう人は、もっと偉い人に何を聞かれても大丈夫なように、あれもこれもバックデータを持っておいて、フル武装しないと心配でしょうがないんです。

なので、詳細に色々なバックデータをそろえて持ってないといけないんですね

いや 気持ちは分かりますよ? 資料はちゃんとしたものにしたいっていう気持ちは。

でも、その資料を実際に作るのは部下だし、資料を直したり補足データをそろえるだけでも、時間かかるんですよ。

上記したコンプライアンスと一緒で、資料の直しだけで一日終わってしまったなんて、ザラにありました。

そんなにあれこれ言うなら、自分で作った方が早いんじゃないんですか? でも自分ではやらないんだよね 絶対に

この問題児を無効化することで、不要な残業はかなり削減できる

色々と、問題点だらけの働きたいオジサンですが、こういうタイプが上司だと、ホント苦労しますよ。仕事が全然終わらないんですもん。

急に予定になかった無駄な会議をやると言い出し、そのまま2~3時間時間を無駄にし、それが終わったころにはもう定時…

そこから遅くまで残業して、自分本来の業務をやらなくてはいけない…なんてザラでしたからね。

自分の存在をアピールしたいのか、それをやることで仕事をしているつもりになってるのか、いずれにせよ、時間の費用対効果をまるで考えていないんです。

そして部下まで巻き込むという質の悪さ。

それに付き合わされる部下は、時間が無くなって成果も出せないですから、本来ならしなくてもいい残業をしなくてはならず、だんだん疲労もたまってくるんですね。

読んだ本にも書いてありましたが、こういう働きたいオジサンは、若い世代には悪影響しか与えないので、やんわりと隔離することで、不要な業務をだいぶ減らせるとのことです。

そうすれば、無駄な残業をしなくてもいいので、会社にとってもコストカットになるし、労働者(若者)も定時退社して好きなことをしたり、身体を休めたり、自己研鑽に励むことができますので、メリットはかなり大きいのです。

そんなメリットを投げうってまで、働きたいオジサンをそのまま放置しておく理由は、もはや1ミリグラムも無いと思うのですが。

まとめ

・企業の需要ラインから外れているのに、会社の中で存在感を示そうとする「働きたいオジサン」がはびこって、業務が進まない

・ホウレンソウの徹底や、無駄な会議やブレスト、資料作成の過剰な作りこみなどに部下を巻き込み、無駄な労力をかけさせられる。

・「働きたいオジサン」をやんわり隔離することは、労働者を守りひいては企業のコストカットにも繋がる

「働きたいオジサン」…

僕もこの手の上司に悩まされていたので、被害の甚大さはよくわかるつもりです。
ホントに仕事進みませんよ 彼らに巻き込まれると…

どこの企業も、こぞって働き方改善を進めていますが、システムや仕事の進め方や、働き手の頑張り方を変えるんじゃなく、こういうしょうもない人間を何とかした方が、実は手っ取り早いのかなーと思ってます。

みんなが無理なく、仕事を続けられるように、働き方改革が進んでくれることを願っています。

それでは、本日はここまで

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